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ロングモーン 1964 46年 G&M ケルティックラベル

え~っと、随分と今更な感じもしますが(汗)
去年の秋に出たケルティックのロングモーン。
その頃、「シリーズ最長熟」なんて言われてましたね。
「ああ~もう出すぎだよ・・・またか・・・」
なんて、贅沢な不満すら漏らしていた頃でしょうか。
(あわわ・・・怒られそうだ)

ちょうどリリース直後に飲んだのですが、その頃はまだ固い印象。
若干の苦みや渋みもハッキリ感じられて、フルーティーさには程遠く・・・。
それから1ヵ月ほど経って飲んでみても、まだ少し固め。
「もう少しかな~」と思っていたら、すっかり忘れておりました。

で、最近飲んでみたところ・・・。
「おぉっ!美味くなってる♪」
というわけで、改めてテイスティングをしてみました。

ロングモーン
1964 46年
ゴードン&マクファイル
ケルティックラベル

蒸留年:1964年
瓶詰年:2010年3月3日
Cask No. :1033
Bottle :139/165
1stフィルシェリー・ホッグスヘッド
51.3%


【色】
薄い醤油、赤茶けた濃い琥珀色。

【香り】
薄いゴム感を奥に、ベリー系のミックス、僅かなトロピカル香。
若いグァバ、パッションフルーツ、クランベリー、完熟スモモ。
焦げた木材が濡れたような重たい木香。カラメルシロップ。
香りの広がりが素晴らしく、遠くにミカンのような風味も。
時間を置いて粘りのあるスモークを僅かに、アーモンドチョコ。

【味わい】
滑らかでサラッとしていて上品な口当たり。
メープルシロップとラムレーズン、アプリコット、アメリカンチェリー。
ビターチョコのような渋みのあるカカオ風味が舌に乗る感覚。
その表面をフルーツでコーティングしたよう。予想以上に鮮やか。
刺激は少なめで、パッション感も淡いが、綺麗な印象が続く。

【フィニッシュ】
ややスパイシーな刺激を強めに喉に感じ、舌先にブドウの皮。
穏やかで端正、長い余韻。

もちろん熟成感は十分あり、滑らかでバランスの良い素晴らしい美味さ。
あえて欲を言えば、もう少し厚みがあった方が個人的には好みかもしれません。
K6(KASK)さんの’69の方が好みかな。あれは凄かった・・・。
’64ならLMdWの方がキャラメルクリーミーでウマー♪でしたし、
懐かしいトコロだとJMのミレニアム’64も美味かったですね。

ま、まあどうしてもお高いので記憶で比較するしかないので曖昧ですが(^_^;)

そういえば、全然関係ないんですが、去年って面白い年でした。
1964→46年・・・西暦の下2ケタが足して10になると、
ちょうど数字を入れ替えた年数になるんですよね。
1973→37年 1982→28年・・・
あ、ホント関係ないや(笑)・・・すいません。


先週、日曜日の突然の訃報。
また1人、偉大なる伝説がこの世を去ってしまいました。
僕の世代で言うと、ハードロックからブルースへ音楽性が変わった頃。
彼の足取りを遡って、初期スキッド・ロウやシン・リジィを聴いたものです。

享年58歳。
60歳を目の前に、なお第一線で活躍していた偉大なギタリストでした。
謹んでご冥福を・・・なんてロッカーに送る言葉じゃないかも。
ありがとう、ゲイリー!!

泣きのギターってのはこういうこと。
ベタですが「Wild Frontier」が一番好きでした。。。

#ロングモーン #スペイサイド

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