今年2月に開催された「ウイスキーライブ!2011」。
その会場で時間限定で試飲が行われ、あっという間に終了したトマーティン。
信濃屋さんのオリジナル・トマーティンです♪
ラベルも素晴らしく、菱川師宣の「見返り美人」をアレンジしたもの。
右手にボトル、左手にテイスティング・グラスを持っています。
こういった商品って、いつもの僕の場合ですとメールマガジンを見て
あわててショッピングページを開く→既に予約終了(>_<)
が、毎回のパターン・・・orz
だったのですが。
今回は「大人の事情・某ルート・ウルトラ裏技」のおかげで、
少~しだけ早く情報ゲット、難なく入手できました。
(マジで感謝!本当にありがとうございましたー!!)
ライブでは、会場入り口近くにブースがあって、初日から後ろの壁に
例のソロ・'93ボウモアの試飲案内と一緒に大きく貼りだされてましたっけ。
試飲開始時間の、あの混雑っぷり・・・。
15分ほどで用意したサンプルが配布終了しましたが、
もちろんバシッと試飲できまして、味は確認済み。
抜栓直後~15~20分程度で、素晴らしく変化しましたよ♪
トマーティン
1976 33年
信濃屋 『見返り美人』
蒸留年:1976年12月31日
瓶詰年:2010年12月16日
Bottle : 224/240
シェリーバット 51.2%
<抜栓直後>
【色】
赤みを帯びた鮮やかなブラウンゴールド。
【香り】
絡みつくような甘い香りと、やや強めの木屑混じりのスモーク。
完熟スモモにクランベリーを少々、熟しすぎのサクランボ。
奥に僅かに丸くこもったクリームが感じられるも、すぐに細く消え、
干し草、ミルクキャラメルが現れる。
【味わい】
初めは意外な平坦さ。スーッと入り、口中で甘渋さがジュワっと。
前面に黄桃の缶詰シロップ、クランベリー、アプリコットジャム。
舌奥に煮過ぎた紅茶、ビターキャラメル、アーモンドの皮。
全体的に穏やかで優しい風味。
【フィニッシュ】
ややドライでジンジャーのようなスパイス感。
完熟のシトラスとともに深入りのナッツ、フルーツケーキ。
上品でドライフルーツ感が長く伸びる。
<15~20分ほど置いて>
【香り】
やや粘性を帯びたフルーティーな香りが増している。
ミルクキャラメルの甘い香り、黄桃、サクランボのシロップ漬け。
スモークや奥まった丸いクリーミーさは消え、非常に華やか。
やや貼りつくようなジャムっぽさが主張してくる。
【味わい】
平坦さを感じた口当たりに、アプリコットやリンゴジャムっぽさが乗り、
上品で華やかな印象へ変化。甘さと爽やかな滑らかさが増している。
木屑や渋さは消え、ピーチティー、ピンクグレープフルーツのジュース。
奥にベルガモット、濃いオレンジチョコっぽさ。素晴らしい華やかさ。
【フィニッシュ】
シナモン、軽くホットな刺激とともに熟れた柑橘系が一気に広がる。
若い白桃とパイナップルのミックス。滑らかで上品な長い余韻。
抜栓直後なら15~20分後くらいで一気に変化します。
予想通り、期待通りの華やかフルーティーさ全開♪
やはり・・・ライブでの衝撃は間違ってなかったです。
素晴らしいトマーティン。
これまで高評価だったのは、華やかフルーティー優先のトマーティンでした。
もちろん、これにもそんなフレーバーは、しっかりと感じられます。
ですが、そこにシェリー樽由来の芳醇な熟成感が乗っかり、
程よい奥行きを感じることができます。
個人的には20分ほどで美味くなったかと。
30分以上置くと、逆にフルーティーさがペタッとしてきて、
また僅かに甘渋さが戻ってくる雰囲気も感じられました。
あ、それから、きゃず3様も少し触れているように、
抜栓直後の香りは長熟ロングモーンっぽかったですね(笑)
長熟ロングモーンが、僅かに加水されたようなイメージでした。
Barで見かけたらぜひ飲んでみてください!!
#トマーティン #スペイサイド