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スプリングバンク 16年 キングスバリー バルデスピノ

久しぶりのスプリングバンク。
キングバリーのバルデスピノ・シェリーカスクシリーズです。
少し前のリリースなのに、何故か物凄く懐かしい気がしますね。
それだけリリースが凄いってコトなのでしょうね・・・。

本ボトルはバルデスピノ社のシェリーカスクを使用したシリーズ。
このスプリングバンクにはオロロソシェリーの樽が使用されています。
ボトルに蒸留年などの記載はありませんが、リリースは2009年秋頃。
ですので1993年頃の蒸留でしょうか。

・・・2009年って、もう『一昨年』って言うんですね。
月日は百代の過客ってやつですか(言い過ぎ 笑)

スプリングバンク
16年
キングバリー
バルデスピノ・シェリーカスク
オロロソカスク

蒸留年:1993頃
瓶詰年:2009年
(ボトルに記載なし)
オロロソ・シェリーカスク
46%


【色】
深く濃厚な琥珀、赤錆。

【香り】
強い甘さが溢れるよう。濃いベリー系とシロップ的な甘さ。
表面に完熟プラム、アメリカンチェリー、干しブドウの濃い香り。
黒蜜や黒砂糖のような粘りのある酸味を伴った濃い甘香。
薄くフルーティーな渋さを感じるものの、ゴムっぽさは無い。

【味わい】
やや粘りがありトロトロ、それほど刺激は強くなくスムース。
塩気や酸味を伴った濃い甘さ、アメリカンチェリー、アンズ、イチジク。
ボディは程良い厚み、舌に淡い渋さ、ザラメ、砂糖醤油っぽさ。
口中に濃い甘い風味、広がりは穏やか。

【フィニッシュ】
オレンジチョコ、ザクロ、シロップ、刺激は少なめ。
穏やかで長い豊かな余韻。

これだけ濃密で豊かなシェリー風味なのに、ゴム感がほとんどなく、
フルーティーでシロップ的な甘さが支配的。温かで旨いバンクでした。
最初は、すごく固い印象ですが、グラスの中ですぐに滑らかになります。
刺激や厚みは度数に寄るところも大きいとは思いますが、
その点を気にしなくても、ゆったり心地よいメロウな風味を愉しめるかと。

同じシリーズの18年よりもコチラの方が個人的には好みかも♪

一滴だけ加水すると、さらにフルーティーな甘酸っぱさが出てきますが、
ちょっとシロップ的なベタっとした甘さが強くなったかもしれません。
その辺はお好みで・・・。

実は普段、あまり濃いシェリーカスクを飲むことがありません。
基本的にゴム感が苦手だからです(汗)
濃い甘さは嫌いじゃないので、ゴムっぽさが無ければ好きなんですよね。

というわけで、少し懐かしかったので紹介してみました♪

#スプリングバンク #キャンベルタウン

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