MENU

沖縄飲み歩き (1)

沖縄滞在初日から張り切って飲み歩いてきました。
今日は滞在4日目。
さすがに今日は休刊日です。
ちょっと飲みすぎました(笑)

滞在初日。
とりあえず到着してから、あまり何もできなかったので、
日も暮れてきたこともあって、飲みに行く事に。
やっぱりモルトが飲みたい!!
泡盛は・・・友人と再会したときにでも。
いつでも飲めますしね。

さて、モノレールに乗って向かったのは「国際通り」。
那覇市内でも最大の賑わいを見せていた通りです。
今ではすっかり観光客のための通りになっていました。
とにかく多いんです。
「おみやげ品店」が。

もちろん地元の人が買い物をしたり、食事や飲みに行く場所もありますが、元気なのは「おみやげ品店」ばかりなんですよね。
知っている店が無くなっていて、かわりに「おみやげ品店」になっているパターンがほとんど。なんだか切なくなってきました。

もう、ここは僕の知っている街ではないんだな、と。

ま、そんなことは置いておいて、さっそくBar探しです。
とりあえず大まかな検討はつけているものの、住んでいた頃はBarなんて、ほとんど入ったことなかったですし、まともにモルトを飲んだこともなかったんですよね。
リヴェットとボウモアくらいでしょうか。
あとはジョニ黒とシーバス、メーカーズ・マーク。
ハーパーにターキー・・・。
ウイスキーなんて、みんな一緒でした(笑)

こうして思い出してみるとバーボンが多いですね。
やっぱり沖縄の洋酒事情は米軍基地の影響を受けているかな?

さて、沖縄のグルメ情報誌を片手に(観光客w)、国際通りを抜けて沖縄県庁通りにある、アイリッシュ・パブへ向かいます。

沖縄にアイリッシュ・パブがあったんですね~。
全然知りませんでした(当たり前か)
中は、予想通りのアイリッシュ・パブ。
・・・というか、思った以上に広いです。
カウンター奥に、広いテーブル席があって、いかにも大勢でワイワイ飲む沖縄県民が好きそうな造り。

さっそく注文したのは、やっぱりコレ。

フィッシュ&チップスとレッドブレストのコンビ。
しかも食べかけ(笑)
食べてるときに思い出して、慌てて撮影。
フィッシュが1枚足りません。
さらに白状すると、最初はキルケニー飲んでました。

バーテンダーからBarの情報を色々と聞きます。
久しぶりに帰郷したこと、向こうでモルトにはまっちゃったことなんかを話して、できれば良い店を教えていただきたいと。
すごく親切に色々と教えていただきました。

で、教えてもらったBarへ向かうことに。
国際通りの裏路地に入ります。
久茂地(くもじ)エリアは、飲食店の密集地。
人口に対する飲食店の密度は、なんと全国一だそうです。
ま、人口が少ないですから分母が小さいわけですが。
それでも激戦区であることは間違いないです。
だって、知っている店がほとんど無いんですもん。

そんな飲食店街のなかにあるBarへ向かう途中、別のBarを発見。

2階にあって、見上げると雰囲気良さげです。
ちょっと入ってみようかな~、と思い、さっそく店内へ。

カウンターメインのBarで比較的小さいのですが、ピッカピカに磨かれたカウンターのバーガンディ色がステキです♪
モルトはスタンダードな現行オフィシャルがメイン、本数も少なめ。
カクテルとワインがメインのようです。
せっかく入ったんだから、1杯タリスカーを頂いて帰ろうかと思ったら・・・。

コレ。

うひゃーっっ!!

G&Mのスペイモルトじゃん♪
1972ですか・・・飲んだことなし!!

詳細なテイスティングは後ほど改めて書きますが、これは嬉しいです♪

干しブドウとキャラメルソース、淡いビターチョコの風味。
ベリー系の芳醇でフレッシュな甘さ。
それ以上にモルティーさもハッキリと感じるマッカラン。

楽しすぎる偶然!!
凄すぎる僕の運!!

と、心の中で自画自賛しつつ(笑)、マスターにお礼を言って店を出ました。
ちなみに写真の左奥に陶器のフィディックがありましたが、あれは未開封(泣)

さて、歩くこと5分。
目的のBarに到着です。

北海道出身のマスターがやっているBarで、オープンは今年という新しい店。
オーセンティックさと、カジュアルさが同居している店内。
長~いカウンターと、ひとつの席の間隔が広くとられていて心地良いです。

モルトに関しては、こちらもスタンダードがメイン。
話を聞くと、地元の方はモルトを飲む人が少ないのだそう。
お客さんも、ほとんどがカクテルやワインで、モルトを飲むのは
移住者か観光客が多いようです。

とりあえず、「The CASK of HAKUSYU」のスパニッシュ・オーク・ボタコルタを。
白州の「ヘビーリー・ピーテッド」と同時期にリリースされたヤツですね。
新しい店なので、これからアイテムを増やしていくと仰ってました。

ですが、このBarはマスターが北海道出身。
そう、余市ですよ♪

北海道の余市蒸留所内でしか購入できないボトル。
Barには4種類ありましたが、今回は2種類をいただくことに。
まだ、たっぷり滞在期間はありますからね♪

左は「ウッディ&バニリック」、中央が「ピーティー&ソルティー」。
全体的に余市の味。
そこへ、それぞれの個性が加わり、飲みやすさと個性が同居した、素晴らしい2杯でした♪

さらに、余市のオーナーズ・カスクも。
これはお客さんがオーナーで、ボトリングされた1本をいただいたそうです。

10年なのに、見事な熟成感を感じる余市でした。

さて、バーテンダーさんから教えていただいたのは近所のBar。
歩いて30秒(笑)
雑誌にも載っていないとのことで、期待が高まります。
が、残念ながら満席(泣)

ただし!!

僕は見た!(笑)
薄暗い店内の奥にあるバックバーに並ぶ大量のモルトを・・・。
ここには必ず来ようと、固く決意して店を後に。

さて、どうしたものか。
う~ん、と雑誌を眺めるのですが、なかなかピンときません。
さらに最大の障害は、日曜日!
そう、ほとんど休みなんです。。。

悩みながら、先ほど教えてもらったBarの1つへ。
何でも20年以上の歴史があるとか。
タクシーに乗って移動します。

着いたのは、那覇市内、いや県内最大の歓楽街、松山。
その端に、目当てのBarがありました。
本当は近くにあるBarに行きたかったんですが、あいにく休みでした。

古めかしい扉を開けると、天井の高い、歴史を感じさせる味のある店内。
老マスターが、突然の若者登場に少し驚いた様子。

何を飲もうかと思って見てみると並んでいるのはスタンダード。
現行のオフィシャルばかりですね。
(僕が、もしかしたらと期待していた出会いは無いのかな・・・
こういう所には、必ずあるハズなんだけど・・・)
と、諦めようと思っていた、まさにその時!

そいつが目に飛び込んできました!!

(うわっ!本かネットでしか見たこと無いっ!)

コレ。


タムナヴーリン・グレンリヴェット 特級

やっぱりあった~っ!!

しかもマスターが「ウチには、こんなのしかないよ。悪いね」ですと!
もしかしたら沖縄には、こういうボトルが眠っているかもしれない。
そう、思っていたことが的中しました。
残念ながら他に特級はなかったんですが、僕は確信。

ぜったい老舗にはある!
限られた時間と予算を使って探せー!!
と。

(次回へ続く・・・)

#沖縄 2009冬

この記事を書いた人