またまたボウモアです。
『ボウモア 1994 14年 マーレイ・マクデヴィッド』に僅かに感じたパフューム感。
そこから連想した『ボウモア8年(並行)』。
そして今回は、現行のオフィシャルに似たような傾向を感じたボウモアです。
とは言っても、並べて飲んでみると"似て非なる"んですケド。
このロイヤル・マイル・ウイスキーズのボウモアは、同ラベルで2種類ありますよね。
「ヤング・ピーティー」と「シングルカスク」。
今回ご紹介するのは「シングルカスク」の方です。
と、ご紹介をする前に。
え~、続きの記事なのに間隔を空けてしまってスイマセン。
やっぱり週末は、いけませんね・・・飲んじゃって
・・・え?別に誰も待ってないし、期待もしてないと??
ま、まぁ、そう仰らずにお付き合いください(汗)
1999年 10年
シングルカスク
ロイヤル・マイル・ウイスキーズ
蒸留年:1999年2月17日
瓶詰年:2009年6月
291本 62.7%
明らかな傾向の違い。
今のボウモアを感じさせる味わいです。
旧ラベルのオフィシャルと比較すると、磯や海藻っぽい風味に共通点を見つけられますが、アノ香りがあるか無いかで、こんなにも印象が変わるんですね。
【色】
薄い琥珀色。透明感のある色です。
【香り】
ボウモアらしい磯とスモーキーな香りが海岸沿いの焚き火を連想させ、
ピート香がカツーンと、ハッキリ香ってきます。
水飴、黒蜜のような香りと、アプリコットのようなフルーティーな香り。
クリアさと同時に、しっかりとした固さがあります。
【味わい】
滑らかでトロッとした口当たりと同時に力強い刺激。
温かさも感じられるヨードの風味。
グレープフルーツのような苦味、ミルクキャラメルの甘さ、
麦・穀物感、遅れてメープルシロップ。
もう少し濃い味わいを期待すると拍子抜けしますが、
すごく上品にまとまっていると思います。
【フィニッシュ】
軽いスモーキーさと、オレンジチョコのような甘い風味が鼻に抜けていきます。細く長い余韻。
シェリー由来のゴム感のある重厚さではなく、ピートの風味がハッキリ感じられる力強さ。現行オフィシャル12年よりも力強く、甘さは控えめながら、それが力強さと上品な甘さの2つの輪郭をハッキリ表しているような印象でした。
パフューム香を排除したのが良かったのか悪かったのか。
これは個人の好みや、飲み始めた時期などによって、大きく変わってくると思いますので、それを僕がどうこう言うつもりは無いのですが、こうして追いかけてみると面白いですよね!
そう、"面白い"というのが僕の感想でした。
そして、いつかできることなら・・・
同じ年で横並びに違うボトルを比較してみる。
1年ずつ10年間の違いを比較してみる。
それらを一気に同時にやってみる!・・・そんなコトしてみたいですね~!!
次回は、BBRの復刻ラベルのボウモアです。(やっと)
ここ数日ご紹介してきたボウモアの中では、個人的に一番好みの味わいでした♪
#ボウモア #アイラ