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タリバーディン1994 G&M コニッサーズチョイス

ゴードン&マクファイル社の「コニッサーズチョイス」シリーズより
「タリバーディン1994」です。

1994年に一時的に操業を停止したタリバーディン蒸留所ですが、2003年に4人のプライベートメンバーが蒸留所と保有する樽を買収して操業を再開、2004年から新しいオフィシャルがリリースされていますね。

とは言っても、今回ご紹介するG&Mのボトルの方が見た目にも、まだまだ馴染みのある感じもします。あまり飲んだことのなかった銘柄だったので、味を確認してみようと思いオーダーしてみました。


え~っと、何かと話題の「ザ・マッシュタン東京」の赤と黒を思い出したからなんですよね。…まだ飲めていませんが、何か?

タリバーディン1994
G&M コニッサーズチョイス

タリバーディンの語源については「モルトウイスキー・コンパニオン」にも載っていないので、正確なことは分からないのですが、蒸留所周辺を「タリバーディン・ムーア(荒野)」と呼んでいることから、タリバーディンは地名なのかもしれません。
この蒸留所は、かつて「タリバーディン」という名のビール醸造所があった場所に建てられていて、創業は1949年から。この地域のブラックフォードの村が「ハイランド・スプリング」というミネラル・ウォーターの産地ということもあり、上質な水を使用していることがわかります。

ボトラーズの「ゴードン&マクファイル社」は、説明不要の老舗ボトラーズ。
この「コニッサーズチョイス」は古地図を中心に配したラベルで有名ですね。

【色】
淡く透明な黄色。
少しオレンジがかっています。

【香り】
非常に控えめで、軽くグラスを振ってみても広がってこないです。やや時間を置くと、レモンの皮のような香りとともにナッツの豊かな香り、シロップ、フローラルな華やかさを感じてきます。全体的に硬い印象です。

【味わい】
飲み口は軽快かつオイリー。香りが控えめだったのに対し、口の中では一気にフルーティーな味わいが広がります。
硬水を飲んだ時のような"カリッと"した口当たりと、ほんのりオレンジやライムを思わせる味わい、ハーブ系の草の香り、はちみつレモンのようなフレッシュな甘さがあります。

【フィニッシュ】
スムースで軽く短い余韻です。喉に少しだけ刺激を感じますが、非常に飲みやすいシングルモルト。

これは、めっちゃ美味いですね~!!
最初の1杯で頼んだのが良かったのかもしれませんが、端正で個性を主張しない香りと、華やかでフレッシュな甘い味わいのギャップが楽しいです。
やや硬めな飲み口は、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、加水することで、さらに華やかになり滑らかになりますので、気になる方は加水して試してみてください。

で、オーダーした本当の理由。
近く、東京に行く予定なんですが、その際に友人と会う予定があって、去年の年末に話題になった「ザ・マッシュタン東京」のタリバーディンを飲もうと思っているんです。ウチの近所にはなかなか置いてないのが悲しいところなんですが、もし飲めたら、そちらもUPしたいと思います。
その前に、いろいろとタリバーディンを舌に覚えさせないとなぁ…

オススメのタリバーディンがあれば、教えていただきたいと思います。

#タリバーディン #ハイランド

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