なんだか最近、本当にロングモーンが多いな…と感じる今日この頃。
一度ハマると、とことん追求したくなる性分は、モルトを飲むときにも現れているようです(笑)
今回ご紹介するのはデュワラトレーのロングモーン1992。
15年熟成です。
今までのロングモーンと大きく違うのは、柔らかさと繊細さがあるところ。
すごく優しい印象でした。
デュワラトレー
蒸留年:1992年
瓶詰年:2008年
デュワラトレー(A.D.RATTRAY)は、かつてボウモアを経営していたモリソンファミリーが所有するブランドです。
この「ロングモーン1992」と同時期にリリースされたのは以下の5銘柄。
・ハイランドパーク1992 16年
・ラフロイグ1990 18年
・リンクウッド1989 18年
・ポートエレン1982 25年
・グレングラッサ1973 34年
う~ん、やっぱりポートエレンとグレングラッサは飲んでみたいですね~!
ちなみにリンクウッドがシェリー樽、ポートエレンがリフィルシェリー、その他は全てバーボン樽というのも興味深いところ。
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というか、勝手にデュワラトレーって、基本はシェリー樽が多いもんだと思っていました(汗)
【色】
やや濃い黄色、鮮やかな色合いですが、金色と呼ぶには少し"くすみ"があるので、濃い黄色としておきます。
若干の薄いオレンジ色も。
【香り】
華やかさと同時に、柔らかいピート香を感じます。
麦芽香、バニラ、ほんのりレーズンのような香りを奥に感じますが、これは恐らく樽香によるものではないでしょうか。
麦芽香とバニラ香が強いと同時に、もう1つ。
まるでオリーブオイルのような香りを感じます。
そこでやっとレーズン。ホワイトチョコもありますね。
【味わい】
飲み口は、柔らかでスパイシーさを感じつつメロウ。
非常にゆったりとしていて、軽いオイリーさが唇に残ります。
ただ、ここで少し変化が。
ロングモーンらしいというか、やや硬さを感じます。
香りや味わいも、フワッと広がる柔らかさでは無くカッチリとした印象。
この辺は意見の分かれるところかもしれませんが、個人的にクリアで硬水のイマージを持ちつつ、端正な味わい…といったところです。
蜂蜜とバニラが、オレンジの皮のような香り、爽やかな木香とともに口中に広がります。ナッツや麦、シリアルのような穀物香。
非常にスムースで端正ながら、徐々にスパイシー。
コショウとシナモンのようです。
【フィニッシュ】
非常に温かで長く、ドライさが現れてきます。
全体的にクリーンで落ち着いた印象。
クリアといえばクリア。物足りないといえば、物足りない。
正直に言うと、少し拍子抜けでした。
飲むなら、飲み始めの1発目ですね。加水したら絶対後悔します。
ただ、安いですね(笑)。
家でゆっくり飲むのにイイかなぁ~なんて思いました♪
#ロングモーン #スペイサイド