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ザ・グレンリヴェット1976 28年 シグナトリー

これまた美味いグレンリヴェットでした。
シグナトリーのカスクストレングス・コレクションより「ザ・グレンリヴェット1976」です。

上品で芳醇な香り、どこまでもフルーティな味わい、全体を引き締めるようなドライさ。
あぁ…もうっ!!
欠点が見つかりません。←いや、見つけるつもりがない(笑)

1976年…あ、僕が生まれた年です。
じゃあ買っちゃおうかな…なんて、つい考えてしまいます。

ザ・グレンリヴェット1976 28年 シグナトリー






蒸留年 : 1976年
瓶詰年 : 2005年
リフィル・シェリー・バット

以前、勤めていた会社の先輩から急な電話。
すごくお世話になった方でしたが、もう何年ぶりでしょうか。
お互いの近況などを話していると、先輩は去年から都内の本社に栄転されたとのこと。
 「じゃあ、お祝いで久しぶりに飲みたいっすね~」
なんて言ったら、
 「おぉ!イイね~!じゃ、今日は??」
 「あ~…ハイ、いいッスよ」

昔からこんな感じでしたね(笑)
会ったら会ったで、「まさか本当に今日にするかぁ~?(笑)」
ホント、ヒドい人です。乗っちゃう僕もイケないんですが。
で、2人で先輩の行き付けのBarへ。

ちなみにブログを書いていることは秘密。
写真を撮ったり、メモしたりするのは、「趣味にしてるんです~アハハ」
と切り抜けます。いや、実際、趣味ですし。

前置きが長くなりました。
話をしながらですので、あまりテイスティング出来ていませんが…。

【色】
赤茶色とオレンジを帯びた琥珀色。

【香り】
アプリコット、焼きリンゴの爽やかで豊かなフルーツ香をトップに感じ、ハーブなどの香草系のニュアンス、徐々に奥の方にレーズンを思わせる香りを感じます。
非常に豊かな甘い香りですが、しつこさが無く上品な印象は、さすがグレンリヴェットです。

【味わい】
飲み口は、カスクですが思ったほど刺激は少なめ、それよりも滑らかさをハッキリと感じます。
味わいは、桃の種に近い果肉の渋み、完熟したリンゴ、メロンやナシを連想させるジューシーな味わい。かなり濃密ですね。
舌先に淡い刺激を感じつつ、奥の方からゆったりと熟成香が上がってきて口中に広がります。シェリー由来の渋さは無く、ほのかに酸味(?)もあってバランスの良さが抜群です。

【フィニッシュ】
ハーブとオレンジを感じ、ゆったりと長く豊かな余韻が続きます。
ほんの少しスモーキーさが出てきて、そこがまた何とも言えない豊かさを感じます。

いや~、コレは美味いですね!
ただ、僕が良く知っているグレンリヴェットらしさ(それはオフィシャルの12年や18年なのですが)と、全く異なる味わいになるギリギリのラインにいるモルトだと思いました。
21年アーカイヴは別モノですし…。
この辺のコトは、いずれじっくりと考える必要がありそうです。

やっぱり1人で腰を据えて飲まないと分からないですね。

#グレンリヴェット #スペイサイド

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