過去に飲んだモルトのメモや写真を整理し、PCにデータ保存をしている真っ最中。…うん、酔っ払いの文字は象形文字ですね(笑)
そんなわけで(どんなわけで?)、最近飲んだものの中から、目に着いたものや特に印象深かったものを紹介したいのですが…。
クラガンモア1989、キングスバリー社の「ケルティック」より。
そう、マガジンライブ前夜に飲んでしまったケルティック。
多少の酔いが回ってはいたものの、このクラガンモアの素晴らしさは忘れられません。初心者仕様だと思っていたクラガンモアですが、こんなにも骨太な印象を持つとは思ってもみませんでした。
キングバリー ケルティック
ケルト文字の書体がカッコ良過ぎなボトル。
蒸留年:1989年
瓶詰数:141本
キングスバリー社が「オリジナリティ」をテーマに樽を厳選し、シングルカスクで瓶詰したのが ケルティックシリーズです。 個人的には、モートラック、スプリングバンクも良かったのですが、まさかクラガンモアが、こんなにも美味しいとは…!!
【色】
小麦と蜂蜜の間、少し曇ったような黄色。
精彩というよりは、落ち着いた印象。
【香り】
まず柑橘系のフルーティな香りで、レモンとシトラス、続いてオレンジの香りは樽の熟成香でしょうか。蜂蜜と爽やかなフローラルさ。
若葉、削りたての木材のような新鮮さと粉っぽさ。その奥に淡いがハッキリと主張するピート香、穀物の豊かな香り。
【味わい】
飲み口は、クリーミーで滑らか、ややオイリーな口当たり。
やや粘度があって、トロッとしていますね。
ここでも、若木のような木香が非常に香ばしく、パイナップル、蜂蜜、シトラスを思わせる味わい。ジューシーな柑橘系の味わい。
舌の上で、オイリーさとヨード香が、ややエグみを感じさせます。
口の奥の方から、徐々にコショウのようなスパイシーさが上ってきますが、すぐに消えていきます。
このエグみとスパイシーさが、華やかな味わいにガツンとアクセントをつけてくれる感じです。
少し時間を置くと香草系の香り。タイムでしょうか。
【フィニッシュ】
やはり柔らかで、適度に軽いが長い余韻。
喉を通った後に立ち昇るフルーツ香が、心地よい。
全体的には、やはりクラガンモアらしい味わいだったのですが、口中や喉の奥に感じる硬い味わいが、骨太さを演出しているように感じました。
間違いようのないバーボン樽の甘さと香り。
オフィシャルのスペシャルエディションよりも、若干辛口は控えめで、奥行きのある味わいだと思います。
初心者用、女性向け、なんて言っている方、ぜひ試してみた下さい!!
なお、モルト・ファン必見のブログ、きゃず3様の「とりあえずブローラで」の記事も、ぜひ参考にされてください。いつ見ても勉強になります~!!
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#クラガンモア #スペイサイド