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個人レッスン① ボウモア蒸留所ツアー

ボウモアは、入口にショップ兼ツアーの受付があります。

静かな店内に、女性の方が一名います。
笑顔で挨拶して、昨日覚えたての英語「Joins a tour!」と言ってみます。
たぶん、訛っているのでしょう。笑顔で「Sure!」との返事。
ちょうど10:00からのツアーに参加することになりました。

しばらく売店をウロウロしながら待ちます。
でも、結局参加者は私だけ。本来、ラッキーなのですが、マンツーマンの英会話になってしまうのかな?
スプリングバンクでは、ツアーの内容がほとんどわからず、後ろの方で「うんうん」頷いていただけ。
う~ん、ボウモア蒸留所の個人レッスンとなると・・・汗。

正直に、「I can’t speak English!」と英語が話せないことを告白しました。
すると、優しい笑顔で「では、ゆっくり話しますね。」と話してくれました。
これぐらいならば、なんとか会話できるかもしれません。
優しい案内人さん、名前はヘザーさんといいます。

まずはじめに、フロアモルティングの見学。
濡れた麦の香りがします。

すると、ヘザーさんより「あなた、試してみて!チャレンジ!」と鍬を手渡されます。
土足でよいの??とジェスチャーで聞くと、「OK!」とのこと。
なんだか、お米の上に土足で乗っているような・・・気持ち悪い気分のままフロアモルティングを初体験。

最初の一歩。ズシリと、麦の重さが鍬に伝わります。
「えっしょ、えっしょ」と、野球場のマウンド整備のように鋤を引くのですが、腰が入っていないのか想像していた以上に重い~!!。あまり進みません。

なんとか一往復すると、結構へばってしまうぐらい重労働なのが分かります。
ヘザーさん、悪戦苦闘する私を見て、失礼にも大笑いしています。

続いて、ピートを焚く釜へ。

ピートが燃える炎を、じっくりと眺めます。
初めて見るピートの炎。じわっと暖かさが伝わります。

そして、その釜の上がキルンです。
特徴的なピートの煙が、大麦を燻蒸しています。

ここまでの伝統的な仕込みをする蒸留所は、実は限られているようです。
「モルトスター」といわれる業者に燻蒸の時間や濃度を指定し、加工された麦を仕入れて蒸留を行う所がほとんどのようです。

実際、そういった蒸留所の見学ツアーでは、この後の行程からガイドさんの説明がスタートします。
いきなりミル・マシーンの説明から始まってしまうのです。

マッシュタン

ウォッシュ・バック
「ボウモア・ビアー」ですね。

ボウモアでは、各工程をしっかり丁寧に行っていることが伝わります。

案内のヘザーさん、私が日本人だからなのか、「写真を撮った?」としきりに笑いながら聞いてきます。
(きっと日本人ツアー客は、蒸留所の中でもバシバシ写真撮るんだろうな。)と思い、苦笑いをします。

#アイラ島

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