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日比谷BAR WHISKY-Sさん 4

東京へ出張した時に立ち寄った、日比谷BAR WHISKY-Sさんの
飲酒レポートの続き、最終回です。


「熟成の過程の色と味わいを感じていただくために…」と、
モルト0年(要するにニューポット)とモルト4年が。

いや〜、このタイミングですか?
今、ミズナラ楽しんでるんですけど〜。

グラスのミズナラは放置プレイに突入です(笑)。

モルト4年が意外に良〜い香りで、これまたグミ系の熟したフルーツ香。
でも味わうと辛く、荒々しく、まだニューポットが出てきます。

さてさて、ミズナラに戻ってしっかり味わいました。
1981は軽〜く辛味とサルファーがあって、チョコ、マッチ。1960よりも力強い。

1960は梅、枯れ木、おにぎり、土蔵、渋味と苦味。
熟成が行き過ぎたモルトは飲んだ事が無いので分かりませんが、
もしかして枯れ木具合や渋味は、こういう物なのかな?って感じました。
山崎25年の様なパワフルさはありません。

熟成がどうこうとお話ししていると、メニューに無いモルトを出してくれました。
このお店、手品師でも住んでいるんだろうか(笑)?
それともジャパニーズの天使が分け前を運んできたのか?

これは言葉にしませんでしたが、美味かったです。
今年の夏に蒸溜所でお家が買える程のモルトを飲んだ時を思い出す、
いやそれの上を行く程、美味かったです。

さてさて、またミズナラに戻り、香りの強さは強烈で、まだまだ香っています。
グラスから10cm放したって、ノージングできる位、
どんどん香りが強くなる様。


飲み終える頃、ミズナラのグラスは真っ白になっていました。
特に1960年のグラスは真っ白。
きっと何かがモルトに溶け込んでいたのですね〜。

飲み終えても、ミズナラはまだまだ香っています。
この香りは本当に強烈。

いや〜、堪能しました。

でも、まだまだ飲んでいないモルトが、このバーには沢山あるし、
そしてまだ秘密がいっぱいあるだろうと言うのが、ハッキリと分かります。
早速、パスポートを作ってもらってお店を後にしました。

P.S.日比谷BAR WHISKY-Sさんのヴィンテージモルト、
  利益あんまり無いんじゃないかと思うほど、リーズナブルでした。
  銀座という場所で、本当に大丈夫かと心配になる位です。

#山崎

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