本坊酒造・信州工場の見学をして、子供と遊んだ後は
行きつけの蓼科のホテルへ。客室からの景色も抜群。
ゆっくり休んで、翌日はスコッチ文化研究所・奈良支部の
オーナーズカスクへサインをするため、白州蒸溜所へ。
スコッチ文化研究所・奈良支部のlongrow1967jpさんへ
予めオーナーズカスクへのサインについて相談させていただいていたので、
それを受付で申し出ると、一般駐車場では無く、
カスクルーム近くの駐車場へ案内されました。
特別扱いを受けているようで、少し嬉しくなっちゃいました。
到着後はスタッフにお出迎えいただき、ワゴンに乗って貯蔵庫へ。
一般見学者の行列を避ける様に、貯蔵庫の裏口から入らせてもらいました。
そしてすぐにオーナーズカスクエリアのドアが!
山崎蒸溜所の鉄格子とは全く違う趣です。
貯蔵庫の一部をオーナーズカスクエリアにしている様で、
フローリングの足元のさらに下にも、
そしてさらに上にも、沢山の樽が貯蔵されています。
オーナーズカスクエリア内部。
スコッチ文化研究所奈良支部購入カスクは、
写真の中心部分、×の字の筋交いの、クロスしている所の上の樽です。
「それでは試し書きをしてください。」と出されたのは、
売約済みのオーナーズカスクで、不要になった鏡板!
オーナーズカスクを購入して、鏡板が要らないって方がいらっしゃるのですね!!!
もったいな〜い!と思いながら、ちゃんとインクが出るか試して、
用意いただいた脚立の上に立って、サインしました。
英語で書けば、まだマシになったのではないかと激しく後悔しました。
最近はデジタルに頼って、筆を持たなくなったとは言え、
脚立の上で書いたとは言え、いくら何でも下手過ぎます…。ごめんなさい。
サインの後は蒸溜所内のレストラン・ホワイトテラスへ行ってランチ。
清流八ヶ岳産 紅マスのハーブ焼き 1,350円をいただきました。
そして子供と森の工作教室に参加した後、カスクルームへ案内されました。
カスクルームには1974年の樽が置いてありました。
どこかで見た事がある樽です。
スタッフに尋ねてみると、「こちらの樽は副社長が管理している物で、
関係者がいらした等で無い限り栓を開ける事は滅多にありません」との事。
でも飲みた〜い!!!
バックにはカスクサンプルがずらりと並べられています。
商談をする際には、カスクサンプルの奥の部屋に行くそうです。
そして今回、スコッチ文化研究所奈良支部のみなさまで購入した
樽の原酒を改めて試飲させていただきました。
選定会の時には全く感じられなかった、複雑な甘味がパ〜っと現れて、
あの時は先に試した2種類の山崎で、僕の舌が負けちゃっていたんだなぁと感じました。
ボディも厚みがあり、ハッキリ「美味しい!」と断言できます。
スタッフから他のカスクもぜひお試しください。と勧められましたが、
立場上お断りしました。しかしさらに勧められるので、それでは…、と
お勧めいただいた他のカスクを2種類試飲させていただきました。
「いかがでしょう?」と尋ねられましたが、
家が買える程の樽ですから、美味しいに決まっていますし、
「流石に買えません。(笑)」と笑顔で会話する他に言葉が見付かりませんでした。
ほんの少しだけ時間に余裕があったので、BAR「白州」へ。
置いてあるのは全てオフィシャルボトルで、期待していた
山崎蒸溜所の様な原酒やニューポット等は全くありませんでした。
そこで、まだ飲んでいないオフィシャルをいただく事にしました。
蒸溜所で美味しい原酒を飲み慣れてしまっているせいか、
山崎18年(600円)のベタなオフィシャル感は心に響きませんでしたが、
白州18年(600円)の完成度には驚かされました。
山崎25年(2,000円)は長熟のなせるフルーツ様とウッディが強烈で
流石だな〜っ!と思うのですが、どうしでも1ボトルの価格が
日頃楽しめる設定では無いので、一般庶民には辛いです。
そう思うと、スコッチ文化研究所奈良支部の白州1990年は
オフィシャルよりもず〜っと安く、それでいて個性豊かで、もっと美味い。
オーナーズカスクの素晴らしさを改めて実感しました。
#tour of distillery