ワールド・ウイスキー・アワード08の12年以下熟成部門グランプリ商品。
2000年〜2008年
1st Cask Hogshead
2nd Cask Puncheon
実測値60.6%
ボトル数 438本
香り
ライトピートで酸味があり、やや酸化したオリーブオイルの
コクに絡まるフローラルな香りからは、30〜40代の男性の男臭さを感じる。
そこにウッディなバニラの甘味が加わり、
ピートの軽快さを伴って、上へ上へと昇って行く。
味わい
軽いレモンの酸味を感じた後、すぐにモルティーでメロン様、
そしてざらついた砂糖の甘いの味わいに一線の線香の煙りが乗り、
ピリリとスパイスが口を締める。
加水後の味わい
香りに変化はそれ程感じられない。
味わいは、弱まるものの酸味が心地よく残り、一方で甘味が増し、
オイリーがクリーミーへ変化し、ヨーグル(※)になってスイスイと喉へ流れて行く。
※ヨーグルはサンヨー製菓が製造しているヨーグルト風味の駄菓子
後味
甘い味わいとは裏腹に、穀物との余韻を持ちつつもスパイシーでビター。
そしてハーブの爽快感が連鎖している。
総評
わずか8年とは思えない程、しっかりと樽由来の甘味と香りが原酒に染み込んでいる。
それでいて元気。パワフルで芳醇な羽生のモルト。
#羽生(ichiro’s)