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富士御殿場1996 No.515


富士御殿場蒸溜所内のショップ限定で販売されているシングルカスクシリーズで、
ファーストリリースのカスクナンバー「M000515」のボトル。
ボトリング数は207本。

1996年5月11日に蒸溜して、2006年12月8日にボトリングした6樽の中から
2樽分(No.513、514)は楽天内で営業している、
富士御殿場蒸溜所のオンラインショップ限定発売。

そして残りの4樽分(No.512、515、516、517)は
富士御殿場蒸溜所内のショップ限定で順次販売されていて、最初はNo.515。
売り切れ次第、次の樽の販売に移行するとの事。

6樽は全て同じ日に蒸溜し、同じ日にボトリングされているため、
樽の個性、その物の違いを十分に飲み比べる事ができる、
貴重な体験をさせてくれるシリーズだと感じている。

飲み比べると、ちゃ〜んとそれぞれの違いが分かって、
「同じニューポットでも、樽の違いだけでこんなにバラツキがあるんだから、
 ブレンダーの力って凄いな〜。」という感動をマジマジと体感できる。

香り
ピートの効いたハチミツ。少し青臭さもあるがミルキーでもある。
M000514と比べると、わずかにフローラルさが少ないが、反面ピートはやや強い。

味わい
最初は少しピリリとしてラフロイグの様な炭(スモーキー)。
そしてすぐに甘く桃やりんごを思わせるフルーティーになる。
ラムネ様の甘さもあるが、少し鉄っぽい所が缶詰めのフルーツを浮かばせる、
御殿場らしい味。

加水後の味わい
最初は少しトゲや苦味が出るが、チョコレートの甘味も出てきて、
フルーティーな甘味も残っている。
スモーキーさのパンチが消えて優しく味わえる。

後味
フルーティーな甘味やハチミツ様が程良く続く。

総評
スモーキーを思わせておいてフルーティーな甘さがぶつかってくる。
甘いモルト好きにはイケル。
蒸溜所内ショップ販売でこのシリーズ最初のカスクとしてふさわしいモルト。

#富士御殿場

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