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山崎 1989 N0.9U70061


AEON(イオン)が2006年5月3日(水)より
イオン(株)直営の「ジャスコ」21店舗で開催した、
英国大使館協賛「英国洋酒フェア」にて予約販売したボトル。
(まだ売れ残ってるかもしれません)

香り
焼けた(煮詰めた)シェリー樽。
ピーティーではないが、シェリー味が強過ぎて、少し焦げ臭い。

味わい
幼児用シロップ。甘〜い。「超」カラメル!
それ以上のコメントが浮かばない程シンプルで、
(幼児用シロップが)懐かしい。

加水後の味わい
ゴムが出てくる。残念。

後味
カラメルその物。それが長く続く。

総評
これが凄く濃いシェリー樽です!という見本。
しかし醤油と思える程、真っ黒。本当に真っ黒。

僕は時々、飲み飽きたウイスキーとか、ちょっと苦手なウイスキーがあると、
ヴァッティングとまでは言わなくても、試しに混ぜてみたりするんだけど、
グラス1杯の他のウイスキーに、このモルトを1滴垂らすと、
プリンを覆うカラメルのように、モルト全体を甘苦くカラメルコーティングしちゃう。

数滴も垂らせばこのモルトの味に支配されてしまう位、
それ程強烈な、とても濃〜い味わい。

最近、同窓生から、彼も僕も昔、互いに恋していた子が東京にいるという話しを聞いた。
結局の所2人とも見事に彼女にふられた訳だけど…(笑)。

それは丁度、思春期の学生時代の思い出。
このモルトと同じ1989年は、思春期のど真ん中、ストライク。

今は思春期の色々な思い出を浮かべながら、甘〜いモルトを懐かしく、感慨深く飲める。
つまり僕にとって1989は大切なヴィンテージの年。

アレコレ考えている間に時間だけ刻々と過ぎる。
考え事をしている時は、美味いモルトでも、あまり酔えないのかな…。

#山崎

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