AEON(イオン)が2006年5月3日(水)より
イオン(株)直営の「ジャスコ」21店舗で開催した、
英国大使館協賛「英国洋酒フェア」にて予約販売したボトル。
(まだ売れ残ってるかもしれません)
香り
焼けた(煮詰めた)シェリー樽。
ピーティーではないが、シェリー味が強過ぎて、少し焦げ臭い。
味わい
幼児用シロップ。甘〜い。「超」カラメル!
それ以上のコメントが浮かばない程シンプルで、
(幼児用シロップが)懐かしい。
加水後の味わい
ゴムが出てくる。残念。
後味
カラメルその物。それが長く続く。
総評
これが凄く濃いシェリー樽です!という見本。
しかし醤油と思える程、真っ黒。本当に真っ黒。
僕は時々、飲み飽きたウイスキーとか、ちょっと苦手なウイスキーがあると、
ヴァッティングとまでは言わなくても、試しに混ぜてみたりするんだけど、
グラス1杯の他のウイスキーに、このモルトを1滴垂らすと、
プリンを覆うカラメルのように、モルト全体を甘苦くカラメルコーティングしちゃう。
数滴も垂らせばこのモルトの味に支配されてしまう位、
それ程強烈な、とても濃〜い味わい。
最近、同窓生から、彼も僕も昔、互いに恋していた子が東京にいるという話しを聞いた。
結局の所2人とも見事に彼女にふられた訳だけど…(笑)。
それは丁度、思春期の学生時代の思い出。
このモルトと同じ1989年は、思春期のど真ん中、ストライク。
今は思春期の色々な思い出を浮かべながら、甘〜いモルトを懐かしく、感慨深く飲める。
つまり僕にとって1989は大切なヴィンテージの年。
アレコレ考えている間に時間だけ刻々と過ぎる。
考え事をしている時は、美味いモルトでも、あまり酔えないのかな…。
#山崎