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白州 1995 N0.5B40133


某オークションで売られていたので買い求めたオーナズカスク。

サントリーコメント
樽特徴:ホッグスヘッド/ホワイトオーク
容量 :約131L(約187本)
色  :明るい黄金色
香り :クリーミー/ナッツ様/バニラ様
味わい:ふっくら甘い/やわらかい
余韻 :ほのかに甘い/心地よく伸びる

香り
炭酸泉やサワークリームの酸味とともに感じる快いピート香、
新鮮な胡瓜や青唐の青臭さ、トマトピューレや軽い鉄臭にカシューナッツ、
バニラビーンズをトッピングした生クリーム。

味わい
舌触りはザラツキが無く柔らかい綿飴の様。
ピート感の酸味あるスモーキーな広がりを口いっぱいに感じた後、
鉄や錆びの金属味を感じる。
そしてじっくりと甘味とコクがあるクリームやナッツに変化していく。

加水後の味わい
香りにはペンキ屋さんや絵の具のエステル香が開き、食欲増進。
味わいは薄まった鉄味やコーヒーのタンニンを感じた後、辛みが強く攻めてくる。
そして鉄味が帰ってきて苦味とともに口内を支配する。

後味
香りや味わいで感じられなかった金柑の柑橘系の香りを
しっかりと鼻に残したまま、クリーミーな余韻が長く続く。

総評
香りの立ち方が強いモルト。
グラスに注がれているだけで周辺にホワイトオークの甘い香りを漂わせる。
そのせいか、少し良質な樽材の香りがしたので、久しぶりに手にモルトを垂らして擦ると、
樽由来のバニラの甘い香りがさらに増して空気中に放たれて楽しかった。
なぜかついついそうしたくなる感じの熟成の良さを感じるモルトだった。

#白州

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