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SMWS 120.3


今日は随分前に飲んだモルトのログ。

SMWSの2003ウィンター・ボトリングス
2年前にYahoo!オークションで見つけたので落札したが、想像以上の高値になった。

119.3、119.4とこの120.3はボウモアモルティングらしい。
本当?

SMWSコメント
ピートであぶったマシュマロ
バーボン樽が、このウィスキーに白っぽい琥珀色とも言える深みのある金色を与えている。
初めの香りは甘く、マシュマロを思わせるが、驚くほどスモーキーで、
ピートの焚き火でマシュマロをあぶったようである。
ストレートでの風味は、スモーキーというよりも甘く、口当たりは少しオイリーである。
加水するとマシュマロはドリー・ミクスチャー(訳注:キャンディーの一種)となり、
煙はフット・バスとなる。全般的な印象はやや蝋のようで酸味がある。
風味は甘く、最初はソフトだが、やがてとてもスモーキーになる。
後味はアーブロース・スモーキーズ(訳注:燻製のハドック)。
ブラインド・テイスティングでは、
カリラかボウモアと思われてもおかしくないウィスキー。

香り
爽やかでいて、ストレートでスモーキーなピート香。
ハチミツとオレンジの軽い燻製。

味わい
甘くて炭。そして口の中にからみ付く、とろりとしたハチミツ。
甘いだけでなく、どこからか柑橘類のスッキリとした味わいも見え隠れする。
スモーキーは飾り程度で浅い。

後味
後味は、口の中から甘さが無くなった分だけ、(柑橘類のワタの様な)苦味が出てきて、
少しスモーキー。だが、長くはない。

総評
SMWSのコメントの通り、最初の一口でOld Malt CaskのBowmore1989を思い起こした。
今回のSMWSのコメントは適確だと思う。
甘くてスモーキーなモルト。結論は、美味い。

それにしても販売価格相応といったイメージ。
ボトリング数の少なさからも稀少だったためか、高額な出費となった。
(飲むための)所有欲は恐ろしい物だとつくづく反省した。

特にOld Malt CaskのBowmore1989が安くて美味かった事を思うと、
定価の2.5倍近い出費にはけっこう後悔…。

今年、オードリーが優勝できなかったのと同じ位に残念。
次に期待です。

#白州

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