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秩父ニューボーン Hogshead#22


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.22、2324808182の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年3〜4月蒸溜、2008年4月New American Oak Hogshead樽No.22へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数62.8% ボトル数346本 大麦品種:オプティック(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。

香り
いかにもニューポットというエグ味とサトウキビの様な甘さを香りつつも、
クヌギの樹液、タンニン、杏子の甘酸っぱさ、軽い焦げ臭、ビターチョコ、
紹興酒、削りたての鉛筆、さらに軽くラベンダーのハーブを感じる。

味わい
ニューポットのエグ味をしっかり感じ、
さらに強めの木の渋味と辛味がどっと出てきて、眉間にシワが寄る。
ところが、しばらくすると焼き栗のほっこりした美味い、
美味し~い焦げや、焼き芋を焼き過ぎた時の酸っぱ旨い味、
焼きミカンの焦げ臭に変わる。

後味
焼き栗、焼き芋や焼きミカンが長く続くが、次第にニューポットのエグ味が戻ってくる。

総評
次第に現れてくる焼き栗、焼き芋や焼きミカンの美味しい味わいは絶妙♪
「ニューホッグスヘッド・ニューボーン」ならではの味わいなのだろうか?
今まで出会った事が無い味わいは面白い!
たった5ヶ月の、言ってはイケないが中途半端な期間の熟成が、
こんなに面白い味わいだとは思い掛けない発見であり、改めて興奮した。
また、同じニューホッグスヘッドの2324番と比べ、チーズ臭が無く、
旨さの方向が異なる味わいを持っている。
今年の冬はぜひ、焼きみかんや、焼き焦げ芋とニューボーン22番との
マリアージュを楽しみたいと思う。

#秩父(ichiro’s)

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