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白州 1987 N0.7K41950


NBA(日本バーテンダー協会)関西地区本部設立70周年記念ウイスキー。
07年2月18日に開催された、日本バーテンダー協会関西地区本部創立70周年記念
第34回全国バーテンダー技能競技大会
第12回ジュニアカクテルコンペティション関西地区本部大会
にて購入申し込み用紙が配付されたボトル。

僕はこのイベントに参加していませんが、購入方法をmoruponさんに教えていただいて
運良くゲットした事を思い出します。ありがとう!

しかも増量が嬉しいモルトです。(笑)

サントリーコメント
樽特徴:バーレル/ホワイトオーク
容量 :約88L(約125本)
色  :やや赤みがかった黄金色
香り :トロピカルフルーツ様/バーボン様/バニラ様
味わい:ほのかに甘い/やわらか
余韻 :トロピカルフルーツ様/バーボン様/しっかり伸びる

香り
枯れ気味とまでは言えないが、良い意味で古木を感じさせる、しっかりとしたウッディ。
ミルキーと言うよりも、クリーミーでカスタード。
パイナップルの甘酸っぱさ。レーズンのコク。アップルパイの焼きたての香り。
青いスグリのフレッシュで甘い香り。軽くカシューナッツとスモークを感じ、
全てが調和している。

味わい
口の中で、ふわっと膨らむ、軽くも重くもない柔らかい舌触り。
熟したリンゴの濃厚な甘味を軽いシリアルの中で味わえる。
醗酵する程に熟したリンゴが、まるでシードルの様。
そこにドラゴンフルーツのライトな甘味や、
桃や練り餡のしっとりとした甘味も加わっている。
グラスを重ねる間に、舌で炭を感じて行き、
ドライなシードルの発泡する様を感じる様になる。

加水後の味わい
ふろ吹き大根、山葵、セメントと高級な石鹸の香り。
口にするとまろやかな舌触りで、ミルキーな甘味を感じるが、
すぐに辛味が覆い隠し、スパイシーを通り越して、痛い。

後味
白州らしい、やや鉄臭いスモークに加え、
味わいとは逆の大根や山葵の様な軽い辛みが残る。

総評
ピーティーやスモーキーを得意としない僕としては、
最初の1杯のフルーツ感、甘味や熟成度のハーモニーを最も美味しく感じたが、
スモーキーな白州を好む方にとっては、
飲めば飲む程にスモーキーな美味しさが引き立つモルトだと感じられる。
オフィシャルの透明感よりも、充実した濃厚な味わいはカスクならではの醍醐味。
アタックも強いので、「開く」まで放置してみたいタイプ。

#白州

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