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山崎と京料理・final

山崎と京料理参加ログ、その4です。
念のため、このイベントの詳細はサントリーニュースリリースで説明されています。

セミナー会場にてシングルモルト山崎のテイスティングを終え、
ホテルグランヴィア京都「浮橋」の料理長直々の解説を聞きながら、
早速、シングルモルト山崎と京料理のマリアージュを楽しむ事に。

取り合えず一つまみずつ試して、
美味しい(と個人的に感じる)物を後回しにしました。


●鰈(かれい)と葉牛蒡(はごぼう)

牛蒡はもろ味噌で3時間漬けられた、この時期の根と茎。
素材が活きている分、エグ味も強い。
そして鰈が凄く塩っぱいので、どのモルトも負けてしまう感じ。

やはり濃い味付けの和食には、グレーンがキリッと効いた
The SUNTORY OLDREDみたいなブレンデッドウイスキーが良いよな〜。
ソーダ割りや水割りでもイケると思う。

どうしてでも今日のシングルモルトで合わせると言うなら、
「濃い VS 濃い」で山崎18年かな…。


●替りチーズ(寄せチーズ)

「家庭でも作れるので…」という事でつくり方の説明をしていただきましたが、
マリアージュに夢中で聞き逃していたかも。

蒸したチーズに(何でも良いので)刻んだ野菜を和えてレンジでチン。
(レーズンは固いので3時間水浸しして刻んだよ。)成型して冷蔵庫へ。
後は切り分ければコレ。冷蔵庫で半年保ちます。みたいな事だった様な…。

プロセスチーズに熟成感が無いからなのか、どれも相性を得られなかった。
あえて言うなら、レーズンも入っているので山崎18年かな…。

コースの魚料理と肉料理の間に出てくるグラニテやお口直しみたいな感覚で、
パクパクッといただく事にしました。
マリアージュはできなかったけれど、モルトの味わいを邪魔する事は無い、
オールマイティーな食材のチーズだから。

でも、そもそも、このチーズ料理って京料理?


●新筍と一寸豆の糟(かす)和え

素材をそのまま活かしているので、筍はエグ味もしっかりしていたから、
ニューポットのエグ味を感じる山崎10年と合う。

一寸豆はきれいな旨みがあって、これはキレイな美味みを感じる山崎12年とマッチ。
そして酒粕がコッテリしたクリームチーズみたいで、酒粕だけならば山崎18年と合う。

筍メインの料理なので、山崎10年に軍配を揚げる事になったけど、
焼き筍だったなら、間違いなく白州12年が合うだろうな〜。


●白魚とこごみの桜香和え

食べる前は、白魚だから白州12年でも合わせてみようかと思ったけれど、
合わせてみると白州はジャーキー(肉)っぽいので合わず。

食べてみると、素揚げの脂っこさとコクがあり、
手は一直線に山崎10年へ伸びる。

うんうん、合うよ〜、コレ♪
エステル香いっぱいで、ナッティーなコクのある山崎10年は、揚げ物にピッタリ!

今日、久しぶりに飲んだ山崎10年。新たな発見だった。

日頃、揚げ物は好きではないので、食卓にあまり出ないけれど、
山崎10年は安いし、食中モルトとして常備しておこうと思う。


●鯛の子と蕗(ふき)がらみ

蕗の渋味が意外にも山崎12年のキラキラした味わいにgood!
鯛の子の旨みが、さらに山崎12年の美味みとの相性を増す感じ。
コレは中々、感心させられるマリアージュだった。

ピッタリハマリ過ぎて、言葉少な気だけど、良かったよ〜。


●魚菜(ぎょさい)の春まっさかり

春の菜のほろ苦さとサッパリ感。そして臭み無く新鮮な生の魚介類の旨みと甘味、
何より出汁の美味しい事!後ろ髪を引かれる程、兎に角美味しい一品。

コレは文句無しにキラキラして美味しい山崎12年がベストマッチ。

ただし春の菜と言っても、ツクシだけはコクが強いから、山崎18年が良い。
いや実はツクシは味のアクセントになっているのかもな〜。

何か、ずっと食べ続けて飲み続けたい、強烈な相乗効果のある
美味し〜京料理と山崎12年のマリアージュだった♪


●鯛煎餅(たいせんべい)と桜花芋チップ

鯛煎餅は塩っぱいし油物だし、モルトと合わせるのは辛い感じ。
ココでこの選択は許されないかもしれないけど、ビールに1票。

ところが、桜花芋を揚げただけのチップのしっかりした甘味は何!?
甘味コッテリしっかりの山崎18年とすっごく合う!
甘味だけじゃなくて、芋の旨みと、モルトの麦由来の旨みがマリアージュしてる。
コレはイイ!

最後は桜花芋チップと山崎18年のマリアージュで〆ました。
フフフ、フフフ♪

全てを食べ終えた後の余韻を楽しんでいる時に、フと思った。
コレ程に合うなんて凄い!
もしかしてこのお料理、「水」は「山崎の水」を使っているんじゃないか?って。

早速、蒸溜所のスタッフに尋ねてみましたが、
「グランヴィア京都で作ったお料理を運んで…」
う〜ん、山崎の水で作った料理では無かったみたい。
でもそう疑う程に京料理とシングルモルト山崎の相性は良かった。

クドイですが、今回の京料理、
「シングルモルト山崎」に凄くマッチしていて、とっても良かった。


会場を出ると、夜が迫ってくる山崎でした。


今は使われなくなった、独特な形状をしたキルンが、
夜の空に溶け込んで行きそう。


魚菜の春まっさかり、山崎12年と合わせて、また食べたいな〜。と
名残惜しさを感じつつ、夜の山崎蒸溜所をあとにしました。

#tour of distillery

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