ギンコーが発売される前に、空想の中で気になっていた、
(11月16日の記事:ギンコーに思う)
オリジナルジャパニーズブレンデッドモルトを先週末、
ちょっと時間があったので、作ってみた。
メスピペットで、それぞれのシングルモルトを10mlずつ、合計90mlにした。
だからメインモルトがどれ、なんて事は無い。均等にブレンドしただけ。
そのレシピは次の通り。
・イチローズモルト3 of spades(NEW WOOD FINISH) 57.9% 7年
・オーナーズカスク白州スコ文研奈良モルト 61% 17年
・SMWS119.5(山崎) 62.2% 11年
・SMWS124.2(宮城峡) 59.3% 16年
・軽井沢ROUGE CASK 63.0% 12年
・MARS MALT GALLERY 1991 58% 14年
・SINGLE CASK余市 61% 12年
・白河30年 55% 30年
・富士御殿場10年 No.516 46% 10年
結局白河以外はシングルカスクになってしまった。
もったいないけれど、ジャパニーズブレンデッドモルトでしょ〜?
でも、まぁ、これは強烈過ぎて「ジャパニーズ」らしい優しさに欠けてしまった。(笑)
その一方でカスク物が多いためか、物凄いパワフル!
それぞれのモルトの個性が邪魔せず調和していて、
ちゃんと複雑な味わいになっていて不思議。
まずルージュカスク由来の個性的な酸味と、
どのモルトか判断できないチョコレート系の甘い香りが同時にやって来る。
そしてウッディで、程好いエステルと、
爽快感がミントさえも彷彿とさせる程フレッシュなフルーツの甘味が力強い。
味わいは生チョコレートのトロリとした舌触りと甘味。
気品のあるフルーツが見え隠れする。
そして長い熟成で行き過ぎていない、けれど枯れていないパワフルなウッディ。
それでもタンニンを程好く感じられて引き締まっている。
フィニッシュは物凄いミルキー。ちょっとビターなホワイトチョコレートもある。
これだけウッディで、複雑で深い味わいは20年を超えていても
おかしくないと思うけれど、正味7年のブレンデッドモルト♪(笑)
正直な所、もったいないと思っていたけれど、想定外な美味しさ!
もう1回作っても良いな〜って思う程。(きっとまたやるだろうな…)
#japanese