本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション 2020」は、信州の美しい自然環境の中、
シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした、
2020年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。
熟したプラムの香りが漂い、上品な蜂蜜やバニラといった穏やかな甘い香りへと続きます。
口に含むとオレンジの様な果実感とカカオを思わせるビターな味わいがバランスよく表れ、
その後ほのかに甘く優しい余韻が残ります。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_limited_edition_2020/
香り
最初にニューポットを思い浮かべる未熟感が広がる。
そしてホワイトオークのバニラを伴ったウッディな樽香、
次にシェリー樽由来のレーズンやミルクチョコレート甘酸っぱさを楽しめる。
香る程に駒ヶ岳らしいシェリー樽のフルーツ(ライチ、マスカット、オレンジ)がエステル香に乗って鼻に染み残る。
味わい
一瞬だけザラメの荒々しい甘みが舌に乗ると、
カカオパウダーの香ばしい苦味とオランジェットの甘苦さが広がる。
加水後
香りはエステルと梅の様な酸味が開く。
味わいは無糖ビターチョコレートの香ばしい苦味。
少し経ってからオレンジピールの甘酸っぱさが出てきて
加水前と同じオランジェットとなる。
後味
新鮮な仁の渋みと若いタンニンが青リンゴの芯の様にスッキリと残る。
総評
ヶ岳らしいクセのあるホワイトオークと、
駒ヶ岳らしいゴム臭とフルーツ香が同居するシェリー樽の饗宴。
未熟さを除けばオフィシャル駒ヶ岳10年と同じ香りと楽しさがある。
香れば、心の底から懐かしい、マルスに出会ったあの頃の感動が蘇る。
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