MENU

シングルモルト駒ヶ岳 Sherry & American 2011 Wine Cask Finish


本坊酒造コメント
豊かな自然の息づく中央アルプス。その頂点にそびえる霊峰駒ヶ岳を仰ぎ、
標高798mにマルスウイスキー信州マルス蒸留所は静寂の中にたたずんでいます。

「シングルモルト駒ヶ岳 Sherry & American White Oak 2011 Wine Cask Finish」は、
恵まれた自然と綺麗な水、シェリーオークとアメリカンホワイトオークで
静かに熟成の時を重ねたモルト原酒を、
山梨マルスワイナリーで使用した赤ワイン樽に1年以上追加熟成(フィニッシュ)した
シングルモルトウイスキー。

カカオの香りやレーズンを思わせる果実香、バニラやクッキーのような甘い香りが特徴的で、
スモーキーなフレーバーと調和し、ウッディで飲みごたえのある味わいに仕上がっています。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_sherry_aw_2011_winecask/

香り
まずヨーグルトの様なニューポットが持つ醗酵臭が香り、
同時に擦りたてのマッチ、硫黄臭、黒糖やカカオが広がると、
マルスのシェリー樽を実感する。
直ぐにピート由来のレモンの様な酸味、削りたての鉛筆の木香が漂う。

味わい
レモン漬けのラズベリーを想像する様なフルーティーな酸味が口を刺激する。
酸味が引き始めると醤油の様なコク、ヨーグルトの酸味に、
ココナッツクッキーの旨味と甘味が現れる。

加水後
香りは加水前の香りに鰹節の様なスモークが加わる。
味わいは加水前と方向性が変わる事なく、薄くなる

後味
穀物の旨味と赤ワインだけでなく、抹茶の様な
フルーティーなタンニンが共存し、
ヨーグルトの酸味と共にしっかり残り香る。

総評
フィニッシングする前のモルトそのものの熟成期間が短いため、
香り、味わい、フィニッシュの全てにおいて、
ヨーグルトの様な酸味が主張している。

ただしパワフル。シェリー樽モルトの濃いコクと甘味に
マルス特有の硫黄臭がしっかり感じられて面白い。
新しいウイスキーなのに駒ケ岳の懐かしい香りと味わいがある。

#japanese whisky #マルス(本坊酒造) #malt #tasting #whisky #japanese

この記事を書いた人

前の記事
次の記事