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シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エイジング Bottled in 2020


本坊酒造コメント
「 シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2020」は、
マルス信州蒸溜所で蒸留し、鹿児島本土より南南西約60kmの
海上にある世界自然遺産の島・屋久島で熟成させたシングルモルトウイスキーです。

マルス屋久島エージングセラーの中から、バーボンバレルで熟成させた原酒を主体に
ヴァッティング。
ジューシーで爽やかな柑橘系の果実の香りと仄かなピート香の中に、
バニラ・カスタードクリームといった甘い香りが徐々に開いていきます。
味わいにもしっかりとしたフルーツ感があり、南国での熟成を感じさせるウイスキーに仕上がりました。

屋久島の大自然に抱かれ眠った稀少なモルトをお楽しみください。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_yakushima_aging_bottled_in_2020/

香り
ピート由来のレモンの酸味、ヨーグルトの酸味に
蜂蜜の酸味がかった甘みと、しっかり甘いバニラが香る。

味わい
昔ながらのマルスのホワイトオークらしい、腋臭とパンチが
卵(硫黄)多めのカスタードの甘み、モロッコヨーグルの甘みや
柑橘の綿の苦味と混じって口に広がる。

加水後
パイナップルの甘酸っぱさに砂浜海岸の塩風?が香る。なぜ?
アイラモルトのヨード香程ではないが、海を感じる。
加水で香りにピートが立った。

一方の味わいは、嫌な硫黄は残ったまま、甘みよりも辛味が立つ。
ホワイトオークの悪い部分が出てくる。

後味
りんごの軽やかで爽やかな甘みが炭の苦味と
バーボンらしいスミレの香りと共に長く続く。

総評
屋久島の影響は分からないが、あのマルスのモルトが帰ってきた。
良くも悪くも間違いなく「大クセ」のマルスのホワイトオーク。

硫黄臭さも腋臭も力強いアルコール感とバニラがしっかりとした
骨格を形成しているおかげで個性的なアクセントとして際立てる
マルスならではの面白さが復活している。

再開から9年が経ったマルスに、ようやく言える「お帰りなさい!」
次はフルーツ満載のシェリー樽原酒で、心の底から
「お帰りなさい!」を言わせて欲しい。

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