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シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エイジング 2014


本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エイジング」は、2014年マルス信州蒸溜所で蒸留し、
鹿児島本土より南南西約60kmの海上にある世界自然遺産の島・屋久島で熟成させた
シングルモルトウイスキーです。

屋久島エージングセラーの中から、バーボン樽5本を選びヴァッティング。
若々しさの中にも、力強くウッディな香り、
シナモンを思わせる甘い香りを感じるシングルモルトウイスキーに仕上げました。
屋久島の大自然に抱かれ眠った稀少なモルトをお楽しみください。

https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_yakushima_aging_2014/

香り
割りと焦げ臭い。塩が香りそしてミルキー。
まるで本国のアイラモルトで、駒ケ岳と気づくのは難しい。

ピート由来の酸味とバニラは
いつものホワイトオーク熟成の駒ケ岳なのだが、
甘味にりんごやコリアンダーが香る。

そして何故か、潮の塩っぱい香りも感じられる。
ただしそれはアイラモルトの旨味まで感じる海藻系とは異なる、
生真面目に生成された「塩」のコク。

味わい
卵多めのカスタードクリームにりんごの優しい甘味、そしてミルク。
原料由来の甘味と熟成による複雑では無い甘味をシンプルに感じられる。

香りの「塩」はクライヌリッシュみたいな塩味としての影響は無い。

加水後
青臭さ、ピート由来の酸味と山羊の乳が香り立つ。やや獣臭い。

シンプルだが、思いの他、生クリームやミルクの様な甘味が際立つ。
しかし生姜の辛味もあって、ドライな面もある。

後味
ピートも甘味もスッキリと消える。
フィニッシュは短い。

総評
3年とは思えない熟成。長期熟成に比例した複雑味が無いのは
当然としても、未熟さが目立たないのが不思議。

何よりも熟成具合以上に気になるのが「塩」の香り。
たまたまの事なのか、熟成庫の影響なのか?

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