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068. グレンスペイ / Glen Spey

2012.05.12

 さて。グレンロセス蒸留所の見学を終えて、そろそろグレングラント蒸留所のツアー時間も迫ってくる。しかし、まぁ、川を挟んだ斜向かいにはグレンスペイ蒸留所がすぐにあるので、先にそちらの様子を窺うべく足を向けます。

 こちらは、グレイスペイ蒸留所といってもピンとくる方も少ないんじゃないかというほどのマイナー蒸留所。かといって「マイナー蒸留所」として浮かんでくる、アルタベーンやブレイヴァルなんかと比べると、その名は出てくる機会は少ないんじゃないか。
 つまり、明らかにメジャー蒸留所ではないし、かといってマイナー蒸留所としても存在感が薄い、本当の意味でのマイナー蒸留所なんじゃないかと思います。

 実際には、オフィシャルでは、かの有名な花と動物シリーズからボトルが出ているし、創業も1878年と歴史も深い。しかし、年間生産量は139万リットルということなので、決して多くはなく、なにより、ブレンド原酒としてが殆どで、シングルモルトとしてのリリースが少ないというのが、知名度の低さの何よりの理由でしょうか。
 最近ではドイツのボトラーズからでたウミガメラベルの35年モノのグレンスペイが少し話題になりましたが、ボトラーズからのリリースも決して多くありません。
 余談ですが、この35年モノを出したリキッドトレジャーシリーズはラベル可愛くていいですよね。大好きです。

 さて。前フリが長くなりましたが、グレンロセスからはほんの5分ほどの距離。こちらがグレンスペイ蒸留所です。


(どどーん。J&Bのホーム蒸留所で、看板もしっかり立てられている)

 ・・・いやぁ。青い空に雲がちぎれて、そこへ向かって細長い煙突がすらーっと伸びていて、つくづくいい写真ですねぇ。なんというか、この外観が蒸留所の魅力を全て表しているといっても過言ではないですよねぇ。この、静かで穏やかな佇まい。僕は好きだなぁ。

 と、いうことで。
 グレンスペイ蒸留所の写真はこの一枚のみとなります。
 というのも、この日は土曜日。こちらの蒸留所は土曜日完全休業のようで、がっちりと門が閉ざされている。どうやっても中に入っていくのは無理そうで、せめて外観の写真だけでも、と門の隙間から手を伸ばしてこちらの写真を撮りました。。ホントは中も見たかったんですけどね。。
 
 まぁ時間もないし残念だけど休みじゃ仕方ない。そのままそそくさとグレングラントへ向かったのでした。


(おまけ。グレンスペイの脇を流れるローゼス川。一応、奥に見える建物が蒸留所です。。)

#Glen Spey

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