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インヴァネス市内観光

2012.04.15~18

 インヴァネスの街の様子を少しだけ。


(インヴァネス城。街の中心の小高い丘の上にあって、ランドマーク的な存在。現在は裁判所として利用されていて中には入れない。前にある像は、かのボニー・プリンス・チャールズの逃亡を助けたフローラ・マクドナルドの像)

 とは言っても街の写真はあまり無いので申し訳程度に。。


(街を東西にわけるネス川。ご存知ネス湖へとつながって行きます。どちらかといえば東側の方が栄えている印象)


(街にある1£ショップ。こっちでいうところの100均みたいなもの)

 この街を拠点にして、昼は蒸留所巡り、夜は戻ってきてパブ巡りという数日を過ごしました。


(こっちのチェーン系(?)パブ。テネンツやジョンスミスと言った、こちらではよく飲まれているビールがパイントで1.5£とかで、とても安かったのを覚えている)

 この頃になると、パブでの注文も少しはこなれてくる。いままでは、バカの一つ覚えで「ギネス・プリーズ!」と言ったり、並ぶタップを指差して「ディス・ワン・プリーズ!」とやったりしていたのだが、もうちょっとなにかないかなーとバーマンとのコミュニケーションをとりたがってくる。
 てくてくお店に入って行きカウンターの前に立つ。不慣れなときは、お兄ちゃんに声をかけるタイミングなんかを計りかねてあわあわしたものだが、もう慣れたもの。というより、こちらではあまりカウンターの外からアクションを起こすことはないという印象。もちろん、なにもしないといつまでたってもビールが出てくることなんて無いのだけど、まずはカウンターの前に立ってじっくり待つ。この「待つ」っていうのが大事で、バーマンはお客さんに気付いても、すぐにオーダーをとりにうかがうってことはあまり無く、大抵はカウンターの中で作業している。する作業が無かったらカウンターの中同士でお喋りしていたりもする。その間、お客さんは待ちぼうけ。これじゃあいつまで経ってもビールは出てこない。ならばどうするか、というと、ここで大事なのが「注文する意思をみせる」ということである。
 バスに乗るときも、しっかりアピールをしないと例えバス停で待っていてもバスが止まってくれないのと同じで、パブでも、カウンターの前に立っているからといって、無条件でバーマンがオーダーを取りに来てくれるわけではないのだ。しかし、キャッシュオンが基本のこちらのパブ文化だと、カウンターの前でオーダーと清算を一気にしなくてはならないので、もし、カウンターに立っているからといってすぐにオーダーをとりに来られたら、ゆっくり注文を選ぶことも出来ないで焦ってしまう。バーマンは、一見お客さんを放っているようにも見えるけど、その実、しっかりと気配は感じていて、お客さんから発せられる「注文する意思」を見逃さないようにしているのだ。だから、こっちはカウンターの前でゆっくりオーダーを決めることも出来るし、決まったらバーマンの方にアイコンタクトを送るだけで「なににするんだい?」みたいに訊ねてきてくれる。一見無愛想なようだけど、慣れると気楽なシステムなのだ。

 そこで、私もいままでの「ギネス・プリーズ!」から一歩進んでみよう、と思いたち、この日は「エール・プリーズ」と言ってみる。
 案の定というかバーマンは「エールっつっても色々あるけどなにがいいの?」と。エールの種類なんてよくわからないので一瞬怯むも「What kind of ale do you have ?」と訊くと「うちには3つあるよ。○○と△△と□□」みたいに答えてくれたのだが、残念ながら銘柄は一切聞き取れない。仕方が無いので「Which one do you recommend ?」と訊ねたら「これかなー」みたいに挙げてくれたのがあったので「それちょうだい」と言ってオーダー。いままでのオーダー方法に比べて格段の進歩である。


(こちらはインヴァネス城の裏手にあったパブ。分かりづらいけど、カウンターの上部には「Pub of the year 2010」のゴールドメダルの賞状が飾られていた)

 料理も出すパブの場合、オーダーした後にどこの席に持って行けばいいか訊かれる。大きなパブなんかでは、それぞれのテーブルに番号がふられていて、訊かれた時にその番号を伝えればいい。パブによっては食事を摂る人の席は決められていることもあって、フードをオーダーすると「あっちの席で待ってな」と一方的に案内してくれるところもある。こちらのお店は後者だった。


(ステーキパイ。ちょーうまい。ビールはハンドポンプのリアルエールを)

 パブ巡りで一息ついたら街をふらふら散歩。


(街中だというのにカモメ(?)がいて追いかけ回したりした)

 夜になったらホステルに戻ります。


(今夜のホステルはこんな感じ)


(同室のサムはエジンバラからヒッチハイクでここまできたというストリートミュージシャン。挨拶代わりにとガンズ・アンド・ローゼスの曲を演ってくれた)


(みんなでプレステしたりDVDを観たりしてとても楽しかった。日本人はシャイだと言われるが、それをとても感じた。というかみんなフレンドリー過ぎ)

 そんなこんなでインヴァネスの夜は更けて行きました。いい街だった。


(ライトアップされるインヴァネス城)


(これで21時くらい。スコットランドの夜はまだまだ明るいです)

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