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”ザ・マッカラン物語”

知り合いの方から3冊の小冊子をいただきました。
 
1996~1998年にサントリーが販促のために出版したものだそうです。
マッカランに関するいい話が載っているザ・マッカラン物語とThe Macallan Story(日本語)の2冊とシングルモルトに関する The Single Malt Scotch Whisky Book(日本語)です。
 
シングルモルトの本は、産地についての説明と製法についての説明、さらに、当時のサントリーが輸入していたモルトウイスキーであるミルトンダフ、トーモア、ドロナック、マッカラン、スキャパ、オーヘントッシャン、ボウモア、ラフロイグについての紹介が書いてあります。小さな64ページの本ですが、なかなかよく出来ています。でも、スキャパが12年なのが歴史を感じさせてくれます(笑)。
 
ザ・マッカラン物語の2冊については、マッカラン蒸留所に届いた、ちょっといい話を集めた冊子となっています。

 
わたしのが面白いなぁと思ったのは、グラスゴーの獣医さんのだした手紙で、ご主人が亡くなった後でミルクを飲まなくなって元気がなくなった猫が主人公の話です。診察を終えて、お礼にマッカランを一杯差し出す奥さん。シェリー酒樽由来のいい香りが部屋に漂います。すると元気のなかった猫が、ニャーとなき急にミルクを飲みだしたのだそうです。奥さんの話では、生前ご主人は、猫がミルクを飲む時間に、晩酌としてマッカランを飲んでいたそうなので、猫は一緒に一杯やってくれる人がいなくなってミルクを飲めなくなっていたのかもしれないと、この獣医さんは気がついたのです。猫も気がつくマッカランのいい香りということでしょうか。
 
この記事を読んだら、現行のマッカランじゃなくて以前のマッカランを飲みたくなったのはわたしだけでしょうか?

#本・資料

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