黄砂がやってきているそうで花粉症の悪化を恐れ家飲みのKWC企画世話人です。
なぜかアードベッグを飲みたくなり、家の中からかき集めてみました。オフィシャルがフルボトル8種類+ミニボトル4種類ありました。ボトラーは今回はパス。それをちょっびっとずつ飲むことに。
まずはミニボトルから飲みました。
1)17年 40%
2)キルダルトン 52.6%
3)ウーガダール 54.2%
17年には、青りんごのようなフルーティさを感じて実は驚きました。アルコール度数がいちばん低くてこのなかでは長熟だからでしょうか。ピートがマイルドでとてもいい感じです。
キルダルトンは、最もマイルドなピートで、甘いフルーツ、オイリーでとてもいいです。今日の中では、最も甘いです。ひさびさに飲みましたが、やはり極楽です。
ちなみに Kildalton はゲール語では Cill Daltain と書いて、”Daughter Church”という意味だそうです(David Ross 著 : Scottish Place-Names(2001), P123.)。この場合の Daughter は、親子の娘という意味ではなく、母体となる教会の下部組織ということで、Cill は英語の Cell で小さな教会を意味します。
ウーガダールは、この後で飲んだのでよりドライで石油っぽいオイリーさがありますね。好みはキルダルトンと再認識(笑)。
次は写真のボトルから。
4)アードベッグTEN 46%
5)オールモストゼア 54.1%
6)スティルヤング 56.2%
7)ベリーヤング 58.3%
と10年から遡って飲むというマニアックな飲み方をしてみました。
当然ながら、遡るにつれてだんだんとピートが強くよりドライな感じになるのですが、10年やオールモストゼアがよく出来ているのが実感できます。いや~このあたりは実に煙い(笑)。
次は最近のシリーズ。
8)ローラーコースター 57.3%
9)コリベッカン1号 57.1%
10)コリベッカン2号 57.1%
11)アリーナムベイシュト 46%
このセッションでは若いローラーコースターから初めて、新旧コリベッカン、アリーナムベイシュトと飲んでみました。やはりローラーコースターはパワフルで若いです。コリベッカン1号2号にも若くてパワフルな要素を感じますが、やはりわたしは1号がより好みです(前にも書いたような)。アリーナムベイシュトは、この中では一番マイルドなアードベッグです。
やはりわたしの好みのアードベッグは、煙くなさ過ぎるアードベッグのようです。
こうやって比較しながら飲むのも楽しいですね。
自分がマニアだったことを幾分自覚した日になりました(自爆)。
#ボトル