引き続き調べることが好きなKWC企画世話人です。
英国の国歌については皆さんよくご存知ですよね? God save the Queen(King) です。これは、男性の国王と女王のときで歌詞が変わるので、国歌の歌詞が変わるという点で、とても珍しい国歌なのだそうです。
では、その歌詞に関わる意外に知られていないことをお知らせします。
そもそもこの歌はいつ作られたのでしょうか?
それは1745年のジャコバイトの反乱のときです。スコットランド軍がロンドンに迫り、国王ジョージが亡命する準備までする中で作られ、ロンドンで演じられていた歌劇の最後に God save the King が歌われたのだそうです。
そして、その歌詞の6番には「反逆せしスコットランド人を打ち破らん」なんてフレーズがでてきます。これは、やはりその時代を反映したものだったのだなと納得できます。
# 歌詞と訳はウキペディアをどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E9%99%9B%E4%B8%8B%E4%B8%87%E6%AD%B3
この国歌は英国国歌というよりやはりイングランド国歌といったほうがぴったりだと思います。でも、これが国歌ならやはりスコットランド人が歌うはずはありません(笑)。
ラグビーやサッカーのスコットランド代表はスコットランドの花(Flower of Scotland)を”国歌”として採用しています。
その Flower of Scotland も1314年のバノックバーンの戦いに歌材をとっており、当時のイングランド王エドワード1世に対して、「傲慢なエドワード軍に立ち向かい」なんてフレーズが出てきます。
国歌上では、イングランドとスコットランドはまだ戦争中なの?と思わせるものがありました。
写真は、女王陛下がご臨席される唯一のハイランドゲームズ:ブレマーギャザリングのときの女王陛下と God save the Queen を手をぎゅっと握り、直立不動で聞くリレー走者たち。
#徒然日記