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蒸留所見学に不向きな季節

この写真の蒸留所はどこでしょう?
ん、蒸留所にすら見えない? 
実は、この写真はエドラダワー蒸留所の冷却設備のメンテの様子なのです。

夏至が過ぎ去ったことに今更ながら気がついたKWC企画世話人だったりします。
日本は梅雨のいやな季節ですが、スコットランドではこれから7月いっぱい最も雨の少ない季節となり、緯度が高いことで、朝は3時過ぎれば明るく、夜も11時頃まで明るいなんて季節になります。でも、そのいい季節に蒸留所見学をしようとすると弱点があったりします。
天気がいいってことは雨が降らないということになって、大量に水を使う蒸留所にとっては、操業が難しい季節でもあるということなのです。
だから、この季節には見学者は受け入れていても、メインテナンスのために操業していない蒸留所がいくつかあります。見学を計画していらっしゃる方は、事前に蒸留所に確認されたほうがよいと思います。

下の写真は、グレンアラヒー蒸留所で、池の水まで抜いてメインテナンスしている様子です。

エドラダワーもグレンアラヒーも地名なので、ゲール語解読は簡単です。

エドラダワーは”二つの川の間”。根拠は、下記をどうぞ。
Edradour (Perth), Eadar Dhà Dhobhar. ”Between two rivers”
http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesC-E.pdf

グレンアラヒーは”石ころだらけの場所にある谷”。根拠は、同じく下記をどうぞ。
Glen Allachie (Banff), Gleann Aileachaidh. “The glen at the rocky place”.
http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

#蒸留所

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