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ウィスキーの小瓶3

1980年代前半、
大学生がサークルなどコンパで飲む酒といえば、
ビール、日本酒、そしてサワーやチューハイなどだった。
 
ウイスキーは、僕の選択肢からいつの間にか消えてしまった。
サークルの一学年先輩のF氏が、
ウイスキーの水割りを飲みながら長電話を掛けてきた、
という記憶はある。
この先輩は同学年からも一目置かれていて
かなり恐れられていた人物だったが、
一年後輩の僕はなぜかウマが合った。
 
院は他大へ進学し、
またこの街に戻ってきた。
 
西口駅前にあった、カラオケスナック「プレイメイト」。
この屋号(名称)とは裏腹に、極く普通のスナックでした。
当時まだレーザーディスクなどなく、カラオケは「ハチトラ」!
スナックなので、酒はウイスキーの水割り・・・
水割りはあまり好きではなかったが、
選択の余地なし。
 
常連になると多少我が儘が利くようになり、持ち込みOK!
ある日友人が持ち込んだ「I.W.ハーパー」の12年物(だったはず)、
ロックで飲んでみると「旨い!」
四角いボトルも「かっこいい!」
 
バーボン・ウイスキーやカナディアン・ウイスキーを、
ロックで飲むことを覚えたのが1980年代後半。
世はバブル真っ盛りで、
好景気という実感を僕はほとんど持てなかったが、
今から思えばサラリーマンの安月給だったのに
ほぼ毎晩どこかの街で飲んでた。
 
脱サラして、フリーになって、
街で飲み歩く機会が激減し、
自宅で一人で飲む回数が増えてから、
ウイスキーの値段が昔に比べてベラボウに安くなっていることに
気付く。
 
しかも、酒屋じゃなくて、スーパー・マーケットで買える!
カティーサークやハーパーが、
1000円台で買える!
2000円でお釣りがくる!
 
そしてこの曲が、
放送禁止唄(厳密には「放送自粛唄」)に
なっていたことにも気付く。

http://www.youtube.com/watch?v=1rUF1ikCz5Q&feature=related

つづく。
 
 

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