1月10日は、私にとって大事なバーの20周年記念バーティが開かれる日でありました。そのバーとは、神奈川県は平塚市にあるバーAmber Timeです。星の数ほどあるバーの中で何故ここが一番大事かというと、私をモルトウィスキーに引きずり込んだ罪深いバーだからです。あの日、このバーに行かなければ私はただの酒の強いオヤジのままだったでしょう。それが、モルトにはまり、スコ文研やSMWSに入会し、USUKEBAにブログを書くようになってしまい、果ては自分だけでは飲み切れないほどのウィスキーを抱えて尚、ニューリリース情報に目を光らせているというモルトマニアの端くれになってしまった。Amber Timeはそんな罪深いバーです。
そんなバーの20周年記念パーティの前夜に、性懲りもなくやってきてしまいました。札幌の帰省土産とパーティへの差し入れボトルを持って。そして、カウンターでお酒を飲みながら初めてこの店に来た頃のことを思い出していました。初めて来たのはショット1万円のボウモアを飲みに知り合いのバーテンダーに誘われてやってきた時でした。以来、足しげく通ってはモルトウィスキーを飲みましたが、それ以外にも、ワインやグラッパ、日本酒や焼酎なんかもやりました。深夜のワインパーティの前にウィスキーを7杯も飲んでやってきて最初の一杯を飲んだところで力尽きたこと、常夜鍋を囲んで日本酒パーティをやったこと、カウントダウンパーティで飲みすぎて、元旦をトイレで迎えたこと、花見の宴会で警察に濡れ衣を着せられたこと、数え上げたら霧がありません。そういった意味でもAmberTimeは罪深いバーです。
さあ、そんな一人前夜祭で飲んだお酒は、
1 アサヒ熟撰ビール
2 Mortlach 1969-2007/7/6 38yo 46% GM, Refill Hogshead Cask No.7673 Bottle No.139/172
3 Mars Whisky The Malt of Kagoshima 1984/5-2009/10 25yo 43% 本坊酒造, Sherry Cask Bottle No.1434/3018
4 Ichiro”s Choice Single Grain Kawasaki 1982-2009 65.4% VW, Refill Sherry Butt
5 Glenesk 1981-2007 26yo 54.3% DT for Nero Daikokuya Dark Sherry Cask
6 Calvados 確かデュポン
7 Cocktail Bloody Mary
でした。3番目のカゴシマですが、これ本当にモルトウィスキーなんだろうか。トップノートは芋焼酎に似ている。5樽のシェリーカスクからボトリングしたことになっているが、ボトリング数から計算すると一樽から約500本で420L、樽がシェリーバットだとすると熟成による減り方が異常に少ない。本当に25年間樽に入っていたんだろうか。途中ステンレスタンクかなんかに入っていたんじゃないだろうか。4番目のグレーン川崎、1982は初めて飲みましたがこれもいいですね。Nero向けにDTがボトリングしたグレネスクもなかなかの出来、カルバドスをはさんで、最後はやっぱりブラディーメアリー、Amber Timeのが一番旨いと思います。
20周年パーティが楽しみな前夜でした。
#バーホッパー