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白州紀行2(ハイボールからはじめよう)

 

 白州紀行その2、今回は午前中に参加したミニセミナー「ハイボールからはじめよう」のあたりの話をしたいと思います。

 白州蒸溜所の見学案内所につき、申込みを済ませました。いい天気でした。都内なら蒸し暑い日差しなんでしょうが、ここは山梨県、南アルプスのお膝元です。案内所からウィスキー博物館(ガイドツアー受付所)までの100m程の道のりを歩くだけで、爽やかな気分です。緑の中っていいですね。受付を済ませて、参加証を首から下げ、11時から始まるセミナーまで、あたりをぶらつきました。

 
 11時になって、セミナー会場となるバー白州へ案内されました。バーのカウンターは銀座・うさぎより譲り受けたものをそのまま再現したものということで、落ち着いた雰囲気でした。席には、白州12年、18年、山崎12年がテイスティンググラスに注がれておりました。それとは他に白州12年、ハイボール用のグラス、そしておつまみです。

 まあ、初心者用クラスなので、簡単にプロジェクターを使ったウィスキーの説明があり、そして、テイスティンググラスの中身を試飲していきました。今回はブレンダー風のテイスティングということで、ハーフショットのウィスキーを同僚の水で割って飲みました。3種類のウィスキーのコメントはいまさらなので、控えさせてもらいましょう。それぞれのテイスティングが終わったところでテーマであるハイボールですが、こだわりの作り方が披露されました。
 1)グラス一杯に氷を入れ
 2)適量のウィスキーを注ぐ
 3)13回半マドラーで掻き混ぜて
 4)解けた分の氷を足し
 5)ソーダ水を注ぎいで
 6)縦に軽く1回混ぜる

 ウィスキーとソーダ水の量は1:3ぐらいと言うことです。まあ、13回転半がいいのかは疑問ですが、フツーの作り方ですね。特に6)はバーテンダーがハイボールをつくるのを見ていれば当たり前の仕草ですね。できあがったハイボールは爽やかでストレートやトワイスアップよりもいいかも、特にこの季節はいいですね。マリアージュを試してみて下さいと用意されたおつまみは、しょうゆ味のおかき、クリームチーズ、白イチジクのドライフルーツとチョコレートでした。私の気に入ったのは、おかきと白イチジクでした。

 イベント会場のとなりはガイドツアー客用の試飲会場で、有料試飲もあると言うことでしたので、ミニセミナーの後で寄ってみました。
 有料試飲のお目当ては、山崎1984と響30年です。ハーフショットで一杯2300円。両方とも、ボトルの市販価格は10万5千円ですから、ほとんど原価ですね。響はすばらしい香でした。いろんなニュアンスの甘い香が次々と出てきてシンフォニーを奏でます。山崎1984もいいシングルモルトでしたが、少し硬い印象でしたね。ミズナラを中心にしバッテッドしたと解説がありましたが、香の開くのに時間がかかるようです。

 有料試飲を終えて外に出ると、酔いが心地よく回ってきました。すこしお腹もすいたので、蒸留所内のレストラン・White Terraceへ。頼んだのは、蓬そばとビールです。おそばについている豚の角煮をつまみにまずはビールをぐいっと、そして山菜の五目御飯をパクリ、そして、菊の花びらを散らした蓬そばをすすって、お昼を満喫しました。午後のセミナーは1時45分から、一時間以上もありましたので、酔い覚ましにファクトリーショップを眺めたり、散歩したりして過ごしました。

 午後のセミナーは、「シングルモルト匠の技講座~樽熟成の神秘~」です。

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