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試飲会体験記(その3)

 とうとう、試飲会当日がやってきた。

 前夜寝つけなかったせいか、当日の朝はすっきりとした目覚めとはいかなかった。目覚ましを見ると8時過ぎ、休日の朝にしては早起きした方である。試飲会の前に会社で一仕事するつもりだったので、早速試飲会に持っていく荷物をバックパックにつめる。まずはサプライズボトルとして提供する予定のラム、終わった後の荷造りに必要なパラフィルムとガムテープとはさみ、参考資料用に土屋さんの著書4冊(改訂モルトウィスキー大全、ウィスキー通、シングルモルト「超」入門、スコッチウィスキー紀行)、資料やテイスティングマットは会社で印刷するつもりなので、USBメモリーに入れてある。ボトル一本と本を入れたのでバックパックは満杯、背負うと結構な重さだった。

 いつもの電車で会社へ着く。さすがに土曜日の午前中は電車も空いていたし、オフィスのあるビルの中も人はまばら。会社のオフィスにはいると一角だけ明かりがついていた。休日出勤ご苦労様と軽く挨拶をした後、自分のセクションで仕事を片付ける。そして、資料の印刷をしてカバンに詰め込んだ。バックパックがまた重くなった。

 大手町からアイラバー東京のある六本木一丁目までは地下鉄を乗り継いでいくのだが、ちょっと遅れ気味だったのでタクシーで行くことにした。都内の道路はがらがら、あっという間にアイラバー東京についてしまった。店内では、A店長がお掃除の真っ最中、とりあえずテーブルの上に荷物を広げさせて頂き、私も準備を始めた。程なくお手伝いのSバーテンダーもやってきて、段取りの確認をして参加者の到着を待った。

 最初に到着したのはスコ文研のK氏、それからパラパラと皆さんやってこられて、10分遅れで全員集まった。正直な所、ドタキャンを心配していたが、取り越し苦労だったようだ。しかし、「さて、はじめましょうか」と第一声を発する時には、心臓がばくばくして、緊張の度合はピークに達していた。始める前に一杯引っ掛けといた方が良かったかなと後で思いました。

To Be Continued

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