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ススキノ最後の夜、締めは...

 二日酔いで○田胃散のお世話になっているGIANです。

 昨夜は、ススキノにいける最後の夜でしたので、めずらしく3軒もバーをはしごしてしまいました。実家に帰ったのは午前2時、そのまま爆睡して今に至る、という感じの一夜でした。当然、飲みすぎてまだお酒が残っている感じ、おまけに胸焼けがするので、胃腸薬のお世話になっております。

 それでは、昨夜の様子をばご報告いたします。

 夕食を早めに食べて実家を出て地下鉄駅まで徒歩、札幌で買った靴に慣れておこうとおろしたての靴を履いていたら、地下鉄駅に着く頃に見事に靴擦れしてしまいました。コンビニで傷バンを買って、駅構内のベンチにすわって治療するも超はずかしかった。そそくさと身なりを整え、地下鉄で大通りまでゆく。私の乗った車両はみょーにうら若き女性ばかり、しかも露出度が高い!どこに視線を移しても目の保養になってしまう。うっ、うれしい。

 大通りで降りて、狸小路にあったはずの本屋へ向かう。昨日は土屋守著のウィスキー紀行の発売日、大きい本屋ならおいているだろうと向かったのだが、本屋はなぜかパチンコ屋になっていた。後で聞いた話だと、2,3年前に弊店になったらしい。ショック!しょうがないので本は東京で買う事にしてしぇりーバーTAKAHARAへ向かう。

 ここにくるのはスコ文研余市ツアーの時以来、お邪魔したとたん、WP合格おめでとうございますと言われ、とてもうれしかった。札幌でWP合格者は2名。やはり、WPのために東京まで受けに来るのは大変らしい。さて、カウンターに座り、最初に頼んだのはシェリートニック(マンサニージャでお願いした)。やはり、夏はソーダかトニックがいい。マンサニージャの香りとトニックの甘さがベストマッチ。ついついお代わりしてしまった。これのハイボールもいけますよと勧められたのが、オールド・バランデュラン、トミントール蒸留所のピーテッドタイプだ。おいしいとは思うのだが、シェリートニックの後だと苦味がたってしまい、少し残念。その後、フィノシェリーをお奨めで一杯頂いて、店を出た。銘柄を書き留めておかなかったのが失敗だったが、おいしいフィノだった。

 次は、モルトマニアの間では有名らしいボウバー。存在は知っていたが何故か一度も言ったことがないので、ふらっと入ってみた。お一人ですか?こちらへどうぞ、と言われてカウンターに座るといきなり目の前に黒いシステム手帳のようなメニューが出てきた。お絞りをもらって汗を拭き、システム手帳を開いてみると、オールドボトルや新入荷品の写真とコメントがずらり、その後もカテゴリー別に書かれたメニューがびっしり、さすがにオールドボトルの値段はすごい。ふらっと来て飲むには高すぎる。今回は一見なのでおとなしく飲むことにした。最初はお奨めでハイボールを頼んだ。出てきたのはブキャナン(80年代のブレンド)のハイボール。またこれが旨い。どこかで飲んだことのある味わいだなーと、記憶の中からキーモルトを探していたが、探している内に一杯飲み干してしまった。それじゃ次はモルトでとこちらから指定したのはベンリアックの1975。オーナーが変わってから最初に出たカスクだ。自宅にも1本あるが、味見してないので飲んでみた。トロピカルで実に旨い。買っておいてよかった。次はお任せでグレンフィデック16年、マーレーマクダヴィッドがイタリア向けに出したものでボトリングは1995.シェリーウッドでイオウ系の香りはあまりないもののしいたけ系の香りでした。最後はブルィックラディの10年、80年代ボトリングを指定(60年代ボトリングもあったが高すぎた)。これはめっちゃ旨い。まさにピーチネクターの味と香りでとろみがある。ということで満足して店を出ました。

 最後はやはり無路良さん。あれこれと8杯も飲んだので、最後はまったりと過ごそうと思いましたが、結局Y氏の策にはまってしまいました。まずはトイレで生理的欲求を満足させてから、一杯目はロングのフルーツカクテル(巨峰だそうです)。既にアルコールが回っているので、ジュースのように軽く飲んでしまった。ここからがモルト、目の前においしそうなグレンファークラスの長熟がおいてある。これを飲めという暗黙のプレッシャー。でも、物には順番というものがある。いきなりファークラスの長熟なんて飲んだ日には、それで終わってしまう。じゃあ、その前に一杯ローランドなどを、と頼むと出てきたのがBBRのセントマグダレン。甘くてコクがあり、ローランドというよりスペイサイドに近い味わい。ファークラスの前にもう一杯と言ったら出てきたのがBBRのダルユーイン。それだけじゃなく目の前にはグレンファークラスの17年(オールドボトル)が出てきた。こんなに飲めないよと言うと、じゃあハーフでとのお達し。この時既に我を失いつつあった。とにかくBBRのダルユーインも旨かったし、ファークラスの17年も旨かった。17年は現行品と飲み比べると違いが実に良くわかる。現行品は多分セカンドフィル、オールドボトルはファーストフィルだろう。そして最後に長熟品を飲んでご馳走様。
 しばらくまったりと思ったら、怒涛の3人組がやってきて、まあ暴れるわけじゃないんだが、かなりの酔っ払いぶりを発揮していた。3人組が大騒ぎしている間、私はボトルの底に残っていたラガヴーリン21年とラフロイグ25年を頂いたので、酔っ払いに目をつぶっていた。そして、本当の最後はグラッパマティーニ、旨いグラッパでした。これならアレキサンダーにしてもいけるよとY氏に進言、今日からグラッパアレキサンダーと言ったら作ってくれるかもしれないよ。

 ススキノ最後の夜の定番は、みよしのギョウザ。市内に展開しているギョウザやさんで、ここのギョウザカレーがうまい。昨夜はカレー食べる気にはなれなかったのでお土産ぎょうざを買って帰りました。

 

#バーホッパー

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