巷では夏真っ盛りなのに、夏バテから回復しつつあるGIANです。
しばらくハードリカーを控え、体調回復に努めたおかげで、ウィスキーが飲みたいなあと思い始めました。そこで、今夜はいつもとは違ったお店に行ってみました。ミクシイでは、有楽町のC店が9周年記念でオールドボトルを出しているという情報が飛び交っておりましたが、もうおいしいのは残っていないようだし、混雑したバーは体調によろしくないようなので、通勤電車で行ける範囲のお店に行ってみることにしました。
ということで、やってきたのはJR市川駅の北口から出てすぐにあるバグースさんです。市川駅を降りたのが6時30分前だったので、駅前にあったケンタッキーで軽く食事。いやー、ケンタッキーで食事するのって初めてだったんですよ。テイクアウトしたことは何度もあったんですが、ケンタッキーのチキンサンドって結構いけますね。
さて、7時少し過ぎにバグースさんのドアを開き、奥へ進むと宝物が輝くバックバーが僕を迎えてくれました。デジカメを持ってこなかったのが恨めしい。次回はぜひ持っていこうと思います。さて、勧められるままにカウンターに座り、夏はやっぱりハイボール、ということでハイボールをお願いしました。ウィスキーはお勧めを頼むと、出てきたのは意外にもGlenmorangieのtraditonal、いやーまいりました。モーレンジの甘い香りが炭酸の泡と共にはじけて鼻孔をくすぐります。非常にさわやかな一杯でした。
ハイボールの次は早速モルトを頂きました。軽くさっぱりめなものをとのお願いに出てきたのはTamdhu15年、OBらしいのですが、少し変わったボトルでした。柔らかい香りでしたが、すこし化粧品(というより人工的な香水)のような香りがしました。わるくはありません。タムデューを飲みながらバックバーを眺めると、おいしそうなのがそこここに並んでいます。あれあんなところにアーティザンカスクが、おおあそこに鎮座しているのはブラックボウモア4thではありませんか、という具合です。因みにブラックボウモアは1ショット5万円なりとか。
あんまりいいモルトを飲むと、また体調が悪くなるといけないと思い、次は何にしようかなと考えていて、試飲会のことが頭に浮かびました。ちょっとスコッチから浮気しようかと思って、アイリッシュを所望、すると出てきたのがブッシュミルズのミレニアムモルト。じゃあ、これで。と頂きましたが、すっきり爽やかなエステリー、オレンジ・シトラス系、そしてミント。甘みも軽やかでうまい。これ一本ほしいと正直思いました。こんな風に自宅のボトルが増えていくんですねぇ。次はプルトニーを所望。1991年蒸留の15年物、OBのカスクストレングスでした。バーボン樽由来の甘いバニラ、そしてフルーツ、ミント、酸味もあってバランスのいいお酒でした。最後は、アイラで締め。BBRのラフロイグでした。スモーキーピーティーでヨード。
あっという間に、5杯も飲んでしまい、いい気分に。バグースさんは前に2度ほど来ただけなのですが、バーテンダーさんは私のことを覚えている(いや、知っている)ようでした。出身が札幌のことまで知っていたから、どっかの試飲会でご一緒したんでしょうね。外で話したことはなかったと思うんですが...
いや、世間は狭い。うかつなことはできないと思いながら、ほろ酔い気分で店を出たGIANです。
#バーホッパー