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GW第4日目、いざ余市へ

 GW中は、WP試験の勉強するのに良い期間。そう思い、昨日と一昨日はお勉強をしました。しかしながら、やはりWPに実地勉強は欠かせません。ということで、本日はニッカ余市蒸留所へお勉強しに行く事にしました。
 ますはJR札幌駅へ出て、高速バスいわない号に乗って、余市へ出発です。天気は上々、途中で時計台にご挨拶、札樽バイバスに乗って、小樽駅を経由し、余市駅前十字街まで片道1000円の道のり、到着したのは午後1時40分、札幌から1時間45分でした。
 
 さて、余市蒸留所に着き、見学の手続きをして入りました。さすがにGW中だけあって、観光客は多かったですね。見学のガイドさんも気合が入っている様子でした。もちろん、私は自由見学の別行動、もう余市詣も10回ぐらいでしょうか。今回はいつもと違う発見を求めて見学するつもりです。

 まずは乾燥棟、いわゆるキルンです。中までは公開していませんでしたが、入り口で写真のピートが展示されていました。すこしゲットしようかと思ったのですが、殊の外硬く、人目をはばかってピートの欠片をくすねるのは無理でした(残念)。でも、キルン内に漂うピートの香りだけは胸いっぱいにしてきました。

 次はおなじみ蒸留棟、普通の人はでっかいねえで終わってしまうのですが、そこはWP受験生、それなりの角度からポットスチルを眺めます。スチルの形、サイトグラスの位置、ネックの傾き加減。余市の初溜器は、くびれがなくなで肩、そしてネックも結構下に傾いていて、酒質の重さを感じます。再溜器の方は、初溜のそれよりも傾きが少なくなっていました。

 この後、余市の樹木を眺めながら、製樽所へ。製樽の工程を説明するために3Lほどのミニ樽が展示されていましたが、これほしいなあと真剣に思いました。何に使おうと思っていたのかは秘密です。展示場からガラスを隔てて実際の製樽現場が見えますが、8年ほど前にここでタガを締めたり、蒲の茎で隙間を埋める体験(マイウィスキー造り)をしたことを思い出しました。


 製造工程の見学はここまででウィスキー博物館に向かおうとしたのですが、博物館の裏手にある池が目に留まりました。そちらへ寄り道すると、池の中には、白鳥が一羽と数羽の鴨(種類はわかりません)が泳いでいました。つい最近、白鳥がインフルエンザで死ぬというニュースがあったばかりでしたが、余市工場の池では、優雅に白鳥が泳いでいました。ただ、一羽だけだったので、ちょっと寂しい感じもしましたが、回りではしゃいでいる鴨は愛嬌たっぷりでした。

 さあ、後はお決まりの試飲&お土産コーナーです。ウィスキー博物館では、余市20年活性樽と余市12年<Peaty&Salty>を試飲、原酒即売所では、余市12年<Peaty&Salty>と余市15年の180ml瓶を購入しました。Peaty&Saltyの塩っ気はすごかった干し肉なんかと合いそうですね。余市15年はいい香りでした。次に無料試飲場で、余市10年シングルカスク、余市10年、鶴17年を頂きました。お土産コーナーでは、主におつまみ系をゲット、お酒は実家へのお土産にアップルワインといつも買っていくスーパーニッカ原酒(私のお奨めです)で、手提げ袋は一杯でした。これで帰ろうと思ったのですが、どうしても飲みたいものがあったのでバスの時間を気にしつつ、有料試飲所で竹鶴35年を頂いて、見学終了です。

 気がつくと来た時の暖かさとは打って変わって曇りで風が冷たくなっていました。バスに乗り込み、ほっとしたところでいつもの爆睡、目が覚めたのは時計台のそばでした。終点JR札幌駅前で下車し、まっすぐは帰らずに地下鉄ですすきのへGO! この間おせわになったバー無路良さんです。

 無路良さんに着き、まずは余市土産にスナックモルトをお渡ししました。そして、まずは、八朔のカクテル(多分テキーラベースだったと思います)を頂きました。今日は空腹でしたので、お任せで食事をお願いしました。牛の赤ワイン煮(ピーマンのピクルスとポテトサラダ添え)、道産の無添加ベーコンを使ったトマトソースパスタ、そしてグラスワインの赤を頂きました。さらには、チーズの三点盛り(チーズの薄焼き、カルバドスのウォッシュ、羊のチーズ)で完成です。パスタがおいしかったし、バリバリに焼いたチーズはビールのつまみに合うし、羊のチーズは気に入りました。さて、ここからはまたモルト三昧です。本日は、写真にある4種類でした。
 1 OLD PULTENEY 12年 40% OB
 2 GLENLOSSIE 16年(1981-1997) 43% OB
 3 LOCHSIDE 16年(1981-1998) 40% G&M
 4 ARDBEG 30年(1975-2006) 46.1% Douglas Laing(Old&Rare Platinum)
 どれもよかったですが、お気に入りは2,3です。グレンロッシーははっきりとトロピカルフルーツが出ていましたが、ロッホサイドは、じわじわと旨さが出てくる感じ、最初の一口と最後の一口は別物でした。

 今回もオーナーの山田氏のセレクションで飲みました。山田さん、ありがとう。次に合うのは、WP試験ですね。試験後は東京で飲みまくりましょう。

#今日のお酒

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