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無路良(ブローラ)試飲会

 実家に帰省してまでも試飲会に参加するとは、我ながらその勤勉さというかウィスキー好きというかにあきれてしまう。とは言うものの、うまそうなウィスキーが安く飲めるのであればどこにでも行くのがスコッチ文化研究所の研究員というものですね。

 今回試飲会に参加させて頂いたお店とは、札幌ススキノにある無路良(ブローラと読みます)と言うバー。一昨年前に独立し、ウィスキーエキスパート資格を取った山田さんがマスターをしているお店です。スコッチのボトルは相当こだわりを持ったものが一杯。その他、ワインやカクテルの腕も相当なものです。料理もうまい。とお店の宣伝はここまでにして、試飲会のレポートと行きましょう。

 午後6時20分ごろにお店に着くとすでに試飲会のお客さんがちらほら、今回の参加者は全部で12,3人くらい、ほぼ満席になる人数とのことでした。指定された席に着くと、急ごしらえのスクリーンにスコットランドの風景が流れていました。既に試飲用のアイテムが4つおいてありました。あらかた席が埋まったところでまずは食事、ドラフトギネスにスコッチブロスとサンドイッチというメニュー、4月初めにマスターが行ったスコットランド旅行で仕入れてきたレシピだそうです。食事をすませ、さあ試飲の開始。4つのアイテムの簡単な説明が書いた紙がテーブルに置かれ、どのグラスがどのアイテムかを当てるゲーム。説明書きを見て7割がたわかったので、ノージングだけでわかるでしょうということで、口に含まずに答えを書く、当然全問正解。商品にはスコットランド旅行のお土産、ブナハーブンのピンバッチを頂きました。

 

1)Ardbeg Almost there 1998-2007 9yo 54.1%

 グレンモーレンジ社が買収した後蒸留されたアードベッグ。Very Young、Still Youngときて今回のAlmost There、アードベッグTENまでもう少しというところです。日本に入荷されるのもあと少しです。アロマはアードベッグらしいピートとスモーク、ヨード、ナッティなところもあります。フレーバーにもピートが感じられ、ミントも香ります。Still Youngと比べるととげとげしさがなくなりましたが、アードベッグ本来の味わいにはやはりもう少しかなと思います。

2)Isle of Jura 1984 21yo 55.4% ウィスキーマガジンライブ2006記念ボトル

 リチャードパターソンがライブ用に選んだボトル。マッチの燃えカスのようなシェリー樽の香りがしたかと思うとピートとスモークが出てきて海藻を感じる。

3)Bunahabhain 14yo 53% Port Wood Finish

 ブナハーブンというと、グリーンのボトルに直接プリントされた爺さんの姿が印象的ですが、このボトルはグリーンのボトルに真っ白なラベル、爺さんの姿はそのままですが、非常にきれいなボトルとの印象を受けました。ポートウッドのせいでお酒の色はオレンジ色、ピーチの香りと軽いピート、フィニッシュがやわらかく続くのが好印象でした。

4)Caol Ila 8yo 59.8% Unpeated

 アロマは潮の香りとエステリーな爽やかさ。フレーバーとしては少し甘みも感じますが、ドライで塩、コショウです。フィニッシュは短めかなあ。

この4アイテムの中ではやはり記念ボトルのジュラが秀逸でしたね。でももうひとつメインのアイテムがありました。

5)Bruichladdich 1970 35yo 40.1% 125周年記念ボトル

 イチゴ、チェリー、フレッシュフルーツの香りが溢れる。フレーバーは、やさしい甘さとベリー系の香りや酸味がマッチして、非常によい。いつまでも香りを感じていたい逸品。

 前半の4アイテムのクイズが終わった後にブルイックラディのグラスが配られ、すべてのアイテムを楽しみながら、マスターのスコットランド旅行の写真を見せてもらった。オードブルにはスコットランドの朝食として毎日食べて飽きたと言う取り合わせ、厚切りベーコンにローストトマト、きのこのソテーとゆで卵、結構な量であった。さて、アイラ島ではクリスティーにマンツーマンのガイドをしてもらったらしく、普通は見せてもらえないようなところまで見せてもらったようだ。クリスティー恐るべし。見学できないはずのキルコーマンまで見せてもらったらしい。しかも工事中。写真で見るとブルイックラディの設備は想像以上に古い。マッシュタンなんか、よく動いているものだと思う。写真にはスピリッツセイフがよく出てきた。ミドルカットのレシピ表まで撮影してきて、蒸留所の人からスパイに疑われたらしい。

 さて、試飲会はここで終わり、後は通常営業に入るのだが、お帰りになったのは4名ほどで私を含めディープな常連さんは居残って飲み始めた。と言うのも試飲会に参加した方は特別サービスでウィスキーは3割引で飲めると言う。それならと言うことで早速ブルイックラディのお代わりを頂いた。それを飲み干したところでカウンターに移り、さらにディープな飲み会が始まった。記念ボトルのジュラやブルイックラディを飲んだ後なので生半可なボトルだ飲めないし、しかも3割引ということですごいボトルが乱れ飛んだ。私の飲んだのは、

 Bowmore 1977 30yo

 Ardbeg 1991/10-2007/2 15yo 54.4% Whisky Fair

 GlenMoray 1959-1999 40yo 50.4% Bottle No.391/400

 Lagavulin 16yo

 一緒に試飲会に参加した方は、その他にハイランダーインのグレンファークラスやラフロイグの40年などを飲んでいて、財布がいくらあっても足りなくなりそうでした。

 店を出ると、外は小雨。ウィスキーで火照った体にはひんやりと気

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