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ワインの保存で気をつけておきたい「いくつかの話」 - ①「質」と「防腐剤」のこと

ほんの10年前までは、ワインは30℃を越えたら傷む!使い物にならない!振動は与えるな!蛍光灯はだめだとか、白熱灯は熱が伝わるなどなど、と言われたものだが、最近はワインも浸透し、味にも慣れてきたせいか、そこまで保存に気を使わなくなってきた。

一般家庭でも、小型ワインセラーを持っている方も珍しくなく、冷やさなくてはいけないという概念が定着しているのだろう。

さて? 保存はいったいどこまで気をつけなくてはいけないのだろう? 一般スーパーにはたくさんの数のワインが陳列され、光や熱がガンガン照っているような状態の中は、いったいどうなっているのだろうか?

ここでひとつ、ワインの「質」と「防腐剤」の問題が浮上してくる。

一般的にワインには亜硫酸(防腐剤)を入れないと売れないし、味わいが劣化してしまう。防腐剤が無いと本当に30℃であっという「はっ?」というような味になってしまう。 なので、一般的に大量に売ってあるワインは、防腐剤は沢山含まれていると考えてよい。健全に美味しく飲むためにはしかたがないのだ。

世は「健康」vs「味わい」の構図なので消費者は常に考えさせられる。厚生省はワインの保存剤は一日に70本飲まないと致死量にはならないと安全をアピールしているが、そもそも誰がそんなに飲むというのだ?あやふやのままになって良く分からないのが普通だろう。

本当の意味で健康を追うのであるならば、一杯飲んだだけでも頭が痛くなるかもしれない。実際自分は一口でダメだし良く分かる・・・。安すぎるワインは農薬まみれの可能性もあるし(そんなことは表示しないのである)、マーケティング戦略で大量に売らないと利益がでないので安全面では何とも言えないのである。

正直、飲んでみないとわからないのだが、やはり専門店で買うのが人のためにも自分のためにもいいのでしょうね。

 

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