本坊酒造コメント
マルス信州蒸溜所で蒸留しバーボン樽で5年熟成したミディアムピーテッドのモルト原酒を、
特別にボトリングしたマルス信州蒸溜所限定のシングルカスクウイスキーです。
2022年7月よりリリースの中央アルプスラベルシリーズ第4弾
【香り】
しっかりとスモーキー。
レモンやオレンジの酸味に蜂蜜の酸味を感じていると麦汁の甘みに、
不思議とマーマレードを塗った焦げ気味トーストも感じられる。
【味わい】
モルティで穀物の甘みが口に広がると、黄金糖の甘みと
プラムの酸味も感じつつ、強めのタンニンの渋みが口内を覆う。
鼻から抜ける心地よい強めのピート香が渋みを一瞬忘れさせるが、
再び強い渋みが口内を覆う。
【加水後】
加水でスモークが強調される。
酸味の香りも残っているが煙りと焦げの香りが強い。
味わいは甘味と酸味が引いて苦味だけが残る。
【後味】
いぶりがっこの燻し感と大根の辛味や苦味が長く続く。
【総評】
甘味や複雑味が少なくスモーキーで苦いモルト。
カスクストレングスの良さだけをシンプルに味わう事ができる。