午前7時起床。
ちょっと肌寒いが高原のような清々しい朝だった。ただしやはり雨。(笑)
クレイゲラキホテルのフルスコティッシュブレックファストをいただく。頻繁に食べると飽きるのだが、久しぶりのスコットランドの朝食は美味しかった!
※久しぶりに食べたフルスコティッシュブレックファスト
午前中はダフタウンを中心にドライブがてら蒸留所を見学することにした。同じ道でも夜中と昼間では大違い。宿泊しているクレイゲラキからダフタウンにかけて、これぞスコットランドという荒涼な景色が広がる。
※荒涼とした大地。霧も出ていてすごいスコットランド感あり。
※たまにいるのは羊ばかり。ところどころ柵が無かったりしてほぼ放し飼い。。。
到着したダフタウンは想像より小さな町だった。
※ダフタウンの街。中央に時計台がある。
その中に蒸留所がぎゅっと詰まっており、グレンフィディック、バルヴェニー、ダフタウン、モートラックを見に行った。
時間の関係上、ほとんどの蒸留所で場所の確認と外観の見学くらいしかできなかったが(そもそも予約がないと中を見られなかったり、一般人の見学は受け付けていないところも結構多い。)、そんな中でフィディックではハンドボトリングが出来た。2001蒸留のリフィルシェリーカスクで125ポンドと決して安くはなく、味見もできなかったので1本にしておいたが、良い記念になった。
※グレンフィディック蒸留所
※ここでハンドボトリングできた。1回のハンドル操作で700mlきっかり出てくる。
その後はダフタウンから少し行ったところにあるグレンリベットへ。荒涼な山間にポツンと蒸留所が現れた。
生産量が多い蒸留所だけあって蒸留所自体はかなり大きく、そして綺麗だった。
ビジターセンターも充実しておりレストランも併設されていた。
ハンドボトリングのシェリーカスク24年がバカうまで、高額だったが思い切って購入。現行では珍しく陶酔感もあるシェリー感で、以前からしつこく書いているがやはりリベットのスペシャルカスクはすごいものが多いと思った。
バーボンカスクも非常にフルーティで初期のナデューラを彷彿とさせるものだったが、少し生木っぽいのがひっかかったので購入は見送った。高くなかったので少し悩んだのだが、ちょっとはセーブしないとこれから本数的にも金額的にもとんでもないことになりそうだ。
ちなみにリベットのハンドフィルは、ハンドフィルと言いながらボトルにはすでにウイスキーが詰めてあり、オリジナルラベルを作って貼り、キャップシールを付けるという作業を購入者が行うシステムになっていた。以前はボトリングからやっていたようだが、さすがに時間と手間がかかりすぎるということだろうか。これはどこのハンドフィルでも同様だが、税金の関係上、購入する度にボトルナンバーや度数などを蒸留所の書類にも記載しなくてはならないため、ボトリング抜きでも結構時間のかかる作業なのだ。
※ボトリング済のため、ハンドフィルの装置は飾りだけだった。
リベットの周辺を、そのマザーウォーターであるジョシーの泉のあたりまで散歩したが、とても気持ちよかった。隣に結構大規模な工事をしていて何か建てるようだったが、きっとこれも増産に関わる事業と思われた。
そういえばマッカランにも通りすがりに寄ってみたが、聞いていた通り大工事中だった。
近年のスコッチ増産の流れは知っていたが、それを現地で目の当たりにしたのだ。
後編に続く
#スコットランド旅行記2016