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THE REVIVAL 2011 シングルモルト駒ヶ岳


本坊酒造コメント
ジャパニーズウイスキー創生の一翼を担った岩井喜一郎から始まるマルスウイスキーの新たな一歩。「THE REVIVAL 2011 シングルモルト駒ヶ岳」は、信州マルス蒸留所の「復活」を記念して販売される記念ボトル。
2011年、19年ぶりに蒸留されたモルト原酒は、三度の四季を経て、若々しい淡い琥珀色を身にまといました。モルトの香りと爽快な果実香が、わずかに漂うピート香とバランス良く調和しており、バニラのような甘く華やかな香味が口の中に広がるシングルモルトウイスキーです。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_the_revival2011/

香り
ニューポットそのものの、まだまだ若く力強い香りは
トマトのゲル部分や、鰹出汁の燻された旨味の香りが漂う。
深く香ると、糠床の様な穀物様で酸味ある臭いに、
「きな粉」の甘く香ばしい、そしてナッツのオイリーな香りと、
ガムシロップや糖キビを予感する濃厚な甘さの香りを感じる。

味わい
まずはニューポットらしい、アタックの強いアルコール感が舌を覆う。
徐々に現れる甘味はかき氷にかける「みぞれ」シロップ。
そしてトロミたっぷりのフレッシュなアロエジュースに
青りんごの果汁を加えたジュースの様な若い甘味を楽しめる。

加水後
香りにはエステルが立ち、ナッツ、納豆やきな粉の甘味が香る。

味わいはガムシロップの甘味が直に伝わり、
きな粉とバナナの甘味が追ってやってくる。
もぎってしばらく経って温くなった梨を噛じった様に
密やかなフルーツ感を楽しめる。

後味
アーモンドの香ばしさと仁らしいミルキーが残るガムシロップ。
シンプルな甘味と香りがゆったりと続く。

総評
まだまだ未熟ながら、未熟さを純粋にさらけ出し、
表してくれた、その素直さに率直に感謝したい。
モルトウイスキーとして売り出した訳では無いと感じられるけど、
期待として素直に受け止めたい。そんなモルトウイスキー。

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