本坊酒造コメント
「シングルモルト駒ヶ岳 ダブルセラーズ」は、マルス信州蒸溜所で蒸留し、
「マルス信州蒸溜所」「屋久島エージングセラー」2つの熟成地で育まれた
モルト原酒をヴァッティングしたシングルモルトウイスキーです。
ビターチョコやアンズの香りに、ほのかにスパイシーでソルティ、
シトラスやクッキーの味わいが特長的で、バニラのような甘く心地良い余韻が続きます。
複数の熟成地・樽種によって熟成され、1樽ごとに異なった個性のある香味を引き出し、
バランス良く調和して仕上げた1本です。
https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_double_cellars_bottled_in_2019/
香り
軽やかなピート香に青いオレンジ、焼却炉の炭臭さ、削りたての鉛筆、
ホワイトオーク由来のバニラと、バレル由来のスミレが香る。
味わい
甘味が少ない青いオレンジに甘味が少ないビスケットの香ばしさが広がる。
そして、ややwaxyな口当たりで、カラメルの苦味を帯びた余韻を残す。
加水後
香りはオレンジの酸味が増してレモンの酸味となる。
酸味の奥からバレル由来の甘い樽香が漂う。
水分が多くて酸味の低い温州みかんをワタごと食べている様。
その軽やかな甘酸っぱさが引くと、コーヒーの苦味が口に広がる。
後味
苦くてwaxyな余韻が残る。
グレープフルーツの皮と綿の様。そこに八角の香りも加わっている。
総評
セラー云々は兎も角、シングルモルトマルス10年と
同じ（シェリー樽原酒をしっかりとした）方向性を持つ
ブレンド具合を楽しめる。
ただし若く、スルリと喉を通り行くモルト。
度数だけはしっかりしているのでアルコール感は楽しめます。
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