本坊酒造・信州ファクトリー内のみの限定発売商品で、
「MARS MALT GALLERY」シリーズ第2弾の3本の内の1本。
1988年5月〜2009年4月、21年
58% Cask No.0567(Spanish Oak Sherry Butt) 200ml
オフィシャルのテイスティングコメント
スペイン産シェリーの空き樽を使用した長期熟成樽貯蔵の醍醐味がじっくり楽しめる逸品。
色は黄色みの濃い黄金色。シェリーの特徴が強く感じられ、
ドライフルーツのような味わいと、
スモーキーフレーバーの余韻が心地良いウイスキーです。
香り
トップに感じる硫黄(マッチ)の嫌な臭い。ゴムじゃなくて硫黄そのもの。
硫黄の臭いを克服できると出てくる、酸味強いマルス特有の盛り沢山のフルーツ
(マスカット、ライチ、パイナップルや、琵琶)が楽しい。
そこにかすかな桧のウッディな香りとラベンダーが漂っている。
でも克服できない方は多いだろうと推測できる程、硫黄臭は強い。
味わい
想像以上の甘酸っぱさ。
マスカット、グレープフルーツ、パッションフルーツ、グアバ、オレンジ等の
本物のフルーツをまとめて噛んだかの様な、強烈なジューシーな感覚を覚える。
これこそフレッシュ南国フルーツ。
嫌な硫黄の臭いは取れないけれど、濃厚なフレッシュフルーツの味も強い。
加水後の味わい
香りは相変わらずの硫黄だが、麦のコクとエステルが開いて、
奥にあるフルーティーな香りと混じり、旨味ある香りとなる。
加水前の強烈なジュースは無くなり、甘味が遠のいたかと思うと、
すぐに軽いドライフルーツや黒糖の甘味、そしてライチの甘味がやって来て、
ライチのフルーツ感がじわじわと口の中を支配し始める。
後味
マスカットとリンゴの芯の甘くて香り高く、酸味があって
フルーティーな味わいの余韻が長く、長く続く。
総評
とっても強力な硫黄臭なのに、嫌な硫黄臭なんかどうでも良いと思える程に、
フレッシュトロピカルフルーツが爆発している、濃厚な味わいが美味しい。
ビタミン補給ができたんじゃないかと思う位にフルーティー。
一般的なシェリー樽原酒のヘビーで甘く濃厚でほろ苦い味わいは好きじゃないけど、
マルスウイスキーのシェリー樽原酒の、フレッシュフルーツいっぱいの味わいが大好き!
#マルス(本坊酒造)