MENU

Old Pulteney Millennium 15年


ジャパニーズウイスキーの他のウイスキーのテイスティングコメントは
滅多にウェブに残していませんが、丁度、飲んでいるタイミングで
きゃず3もコメントされていたので、
僕にしては珍しく本国のモルトをテイスティングしてみます。

あまり大きな声では言えませんが、ネット酒店で投げ売りしていたので、
衝動買いしたモルトです♪

蒸溜年月 1982年11月19日
Sherry Butt Cask No.1300

ラベルコメント
A distinguished flesh peaty malt with a light sherry influence.
The sherry influence on this particular cask is light
and you should be able to detect the slight saltiness
emanating from 15 years exposed to the sea air of Wick.

香り
人工甘味着色料で真っ赤な三角錐の駄菓子屋の飴。
シッカロール、硬い麦の香ばしさ、シェリー樽原酒の軽い酸味を持ち、
丘を駆け抜ける爽やかな潮風、磯や港にある旨味ある香りに、
マンゴー、琵琶、無花果やバナナの甘いフルーツがしっかり漂っている。

味わい
滑らかな舌触りだが、アルコールのアタックが強く舌に重く、のし掛かる。
軽く塩と鉄を感じつつも、ナッツやクラッカーのコクや美味み、
ココナッツの甘味をしっかり感じられる。
喉を通り過ぎた後に、香りには感じなかったエステルのエグ味や、
アンモニアといった何か薬品臭を感じる。

加水後の味わい
香りはカツオ節や焼き秋刀魚の旨み+快いスモーク感、
エステリーなべっ甲飴、そして琵琶系の原酒の美しさがある。
味わいにはやはり塩と鉄を感じるが、甘みが遠ざかりドライな印象になる。
しかし舌にまとわり付くとろみがかった滑らかさを増している。

後味
夏の焼けた(酸化した)サンオイルや、炭化した麦の中に
清涼飲料水の軽やかな甘味が長く続く。

総評
ファーストインプレッションとは違う、飲み終えた後の果実感。
飲み終えたグラスには長熟モルトの様な「キーン」と鼻の奥に染み入る
琵琶系の甘くオイリーな香りが、微かなスモークと共に残っている。
これがまた良い!

香りは加水で開くが、味わいはストレートの方が好み。
しかし、シェリー樽原酒に時々見られる苦手な鉄系のモルト。

今夜は原点回帰でオフィシャルのプルトニーを飲んでおこうか!
という気にさせる感じ。



達筆で読めません…。

#malt

この記事を書いた人