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山崎 1996 N0.AP70041


中部地区の酒屋「リカーマウンテン」が購入したオーナーズカスク。
各店舗で5本ずつ入荷したらしいが、多分まだまだ売れ残ってるはず。

香り
まず凝縮したブドウの様な酸味、そしてモルティーとも
トースティーとも言える香ばしさ。何よりエステル臭は強烈。
とは言え、ライトピーテッドと思われる原酒の、
発酵の良さが出ているのではないかと感じる。

味わい
ミドルボディで、カラメル様の甘味が一気に広がり、エステリー&モルティ。
さらに塩。そして度数のせいかピリリと辛さを感じるかと思うと
すぐに治まり、温かい。
野菜好きな僕が言うのは変だが、強烈なエステルのせいか、
なぜか肉屋さんの揚げたて熱々コロッケを食べたくなる。

加水後の味わい
モルティ、エステリーでシリアル様。リンゴ味のガム。
ゴムは少し出るけれど、邪魔する程でなく、十分に楽しめる。

後味
ウッディで甘い余韻がある物の、長くなく、短くもなく、程良い。

総評
後からアルコール度数の高さから来る喉の焼けを感じるので、チェイサーは必需。
それにしても販売店の定価は高い…。
でも量販店で売り出しているというのは素直に嬉しい。

10年前後の若いシェリー樽熟成というイメージで購入したのだが、
それは大きな間違いで、想定外の味わいを楽しませてくれる。

程よい甘さもあるが、強烈なエステルには、好き嫌いの意見が
ハッキリと分かれると思う。飲んだ友人はうつむき、手を横に振っていた…。

僕はもちろん「あり」さ〜。この強烈な個性、好きだよ。
う〜ん、山崎。相変わらず多様過ぎて楽しませてくれる♪

#山崎

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