先月は北海道のウィスキーの秘境へ行ってきましたが、
今月は沖縄のウィスキーの秘境へ行ってきました。
そのお店は繁華街のメインストリートを曲がってすぐですが、
初めてでは入口が分かりにくく隠れ家的な雰囲気があります。
(実際、大人な常連さんの隠れ家なお店ですね)
バックバーはウィスキーがメインだけれども、
ワインにカクテルもいろいろ飲めて、フードも充実しています。
初めてのボトル、久しぶりのボトルなど、
いろいろと楽しませてもらいましたが、
今日は当夜の最後の一杯を。
Cacnadian Clubの30年熟成です。
Canadian Club 30yo Black Label for Okinawa Suntory
樽の味が濃厚で伸びる。
焙煎しっかりのコーヒー。
下にチェリー。
最初はデメララのラムを飲んでいるような気になるが、
有機溶媒を全く感じないだめにその印象はすぐに消えて、
オロロソシェリー熟成のモルトを飲んでいる気分に。
ウィスキーそのものの酒質は、
樽木を明瞭に表現するためであるかのように、
なめらかで尖りなく、ベースに徹している。
樽木の味わいは最初から最後まで圧倒的。
あぁ~、良い樽使ってるんだな~と
まさに樽押しの味ですが、おいしいです。
どういうボトルなのかの話を伺っていましたが、
他にもいろんな話を伺ったりボトルを見せていただいたりしましたので、
詳細を失念してしまいました。
沖縄限定のボトルなのは間違いないのですが、
裏ラベルの1991がボトリング年なのであれば、
1992年に返還20年として販売したボトルなのかな?
じゃあ何故30年熟成?
ちょっとググっただけでは、このボトルが出てきません。
マスターが、これは珍しいよって言ってたからなぁ。
あ~その場でメモっとけばよかった。
詳細ご存知の方、ご教示いただけますとありがたいです。
こちらのバー、一見では難しいとのインターネット上の評価もあるように、
私の場合も最初の一杯あたりではなかなか話が進みませんでしたが、
杯を重ねるにつれて、話題やお酒の間合いが取れてくると、
いろいろなボトルを並べてもらいながらお酒の話をさせていただいたり、
また常連さんも交えて沖縄の話を伺わせていただきました。
常連さんを特別待遇するような接客はしないけれども、
一見さんを特別扱いで、酒・料理・話題の好みを聞き出して
なじませていくような接客もまたしない、そんな印象を持ちました。
初来店でも手を取って楽しいひと時へ誘ってはくれないので、
自分でそのひと時へ自ら進まなければならない感じです。
そのスタイルに合うか合わないかは、好みの分かれるところでしょう。
ただ、マスターは寡黙そうですが実は饒舌ですし、
メニューや年賀状をを見ても面倒くさがりではなく、マメです。
お酒も幅広くありますし、料理人の方がいるのでメニューも豊富です。
ですので、楽しい時間への道しるべはそこかしこにあるので、
一見で紹介でもない私でも、充分に楽しませていただけました。
お土産にいただいたコースターを見ても、
マメでかつシャレが効いているお人柄がよくわかりますね。
(COASTERの上に店名の一部がありますがぼかしてます)
いつになるかはわかりませんが、
また、お伺いさせていただきたいです。
では、ごきげんよう。
#Canadian Club