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持てば降らず、持たねば降る Glenmorangie Madeira/150th/1972/25yo/companta/10yo/18yo/Elanta/SMWS

 朝の天気予報を見て傘を持っていくたびに、
 差さずに持って帰る日が続いています。
 こんな時って、
 持っていかなかった日に限って雨に降られて濡れる、
 引きの弱さを暗示しているようで、いやなんですよね。

 さて、久しぶりに連日更新。
 今日はここいら飲んだ、Glenmorangieを。
 ここいらといっても、
 全然最近じゃないのまで整理せずに放ってあったから、
 飲んだ順にならべていますので、
 下の方は、結構前になってたり。

 さて最初は、Madeiraフィニッシュの初期ボトルです。

 Glenmorangie 43% OB "Madeira Finish" First Release
  べっこう飴。紅茶。
  ナッツ入りキャラメル。ザラメ。

 コメント短いですが、味の良しあしとは関係ないです。
 この時は結構な種類を飲んだ中のトップバッターでしたので、
 そうなっただけです。

 さて、次は、陶器の150周年ボトルです。

 Glenmorangie 43% 70CL OB 150th Annive.
  柔らかな麦、キャラメル。
  酸味や尖り無く優しいシトラスは、クリームの中に。
  樽木もでしゃばらず、すべての味わいがうまく混和して素晴らしい。
  香木やスパイスは複雑さを足すのみで、障りは全くない。
  癖のない蜂蜜と酸味なくオレンジネクター、塩気無いナッツ。

 ズバリ好みです。
 圧倒してきませんが、
 その優しい味わいを噛みしめることができます。
 また、ゴクゴク飲んでもまたうれしいです。

 次は1972ビンテージです。

 Glenmorangie 1972 46% 75CL OB
  上品に樽木、花、シトラス。
  香りは伸びやかで心地よく。
  この日は非常に印象深いボトルが多く、
  相対的にこのボトルの印象が薄いが、
  本来はもっとじっくり味わえば、
  高い評価になってしかるべきなのだろう。

 うん。ちゃんと評価できていないものを載せるのもどうかと思いますが、
 備忘録的にはなんでも記録しておく方が、
 後々便利ですので。

 次は90年代ボトリングの25年熟成です。

 Glenmorangie 25yo 90s 43% OB
  こもっているよりは、控えめにオロロソシェリーの味わいを醸すよう。
  シェリーは樽木とピートに惑わされたのか、
  暖めた木材、優しく煙り。カカオ漂うクッキー。
  酸味無くドライフルーツ。
  経時的に木材は優しいバニラを奥に持つ。
  確かにしっかりと開いているとは言いがたいが、
  大人しい見た目の下に、厚みを確かに感じさせる一杯。
  まだまだ来るだろう。

 この時に飲んだのはDFS回りのボトルだと伺いました。
 落ち着いておいしいですが、ピークはまだ先だと思わせました。

 次は、ワイン&フォーティファイドワインフィニッシュの
 "Companta"です。

 Glenmoraigie 46% Private Edition 2014 "Companta"
  香り、口に含んでも、こってりと甘い。
  フォーティファイドワインの方から?硫黄。
  スパイス。ローストの強いコーヒーにミルク。
  ミタラシだんご。
  しっかりと醸造酒感だが、酸味はあまりない。
  これなら、かなり濃い食事の後でも良いし、
  また、ロックも良いのでは?

 しっかりこってり甘いです。
 これはウィスキー好きという方でなくても、
 広く好まれる味わいではないでしょうか。

 次は、"The Native Ross-Shire"です。

 Glenmoraigie 10yo 1980-90 58.0% #4345 "The Native Ross-Shire"
  しっかりと木材、樹液感、やや生臭いくらいな樽木。
  グリグリと乳製品。
  強い押し、一方で粗野な荒さはなく、
  安心、定番の飲み応え。

 うん。外れなく楽しませてくれます。
 度数が高くて強さもありますが、
 尖りを見せない包み込むような味わいがいいですね。

 次は、80年代ボトルの18年熟成です。
  

 Glenmorangie 18yo m80s OB
  シェリーは強くなく、麦感は少し香ばし目。
  樽木は苦みなく、しっかりしつボディを太く支える。
  オールドかつ高くない度数の割には、
  混和感や瓶内の変化、
  或いは乳飲料のグリグリした感じに乏しく思ったが、
  残り香のこなれ具合から察するに、
  早飲みに過ぎたきらいがある。
  少し反省。

 もっと行けるはずという思いがありましたが、
 どうも、それは早飲みに過ぎる私のせいだと思われて・・・
 って、あいかわらず反省なく早飲みです。

 Glenmoraigie 1993 46% Private Edition 2012 "Elanta"
  樽木からの甘香ばしさが素直に。
  新樽らしいが、シェリー或いはポートフィニッシュの香り良さ。
  延びのよい果実は赤い果実とシトラスの間。
  複雑ではないが、バランスよく飲みやすくおいしい。
  度数が低すぎず高すぎず、これもバランスよい。

 新樽とは思えない味わいでしたが、
 素直においしいといえるものでした。

 さて、最後はオフィシャルではないものを。
 SMWSの16年熟成です。

 Glenmorangie 16yo 1992-09 52.4% SMWS 125.24
  フィニッシュ?というくらいに、
  コーティングされた甘さが、最初に来る。
  バニラ甘さとスパイスの、樽由来の味わいがバランスよく伸びる。
  樹液、明るい麦、カスタードクリーム。
  反面、黒胡椒、ナツメグ、赤唐辛子。
  残り香で、しっかりとチョコレートは、
  ビターよりはホワイト。

 新樽の味わいがしっかり前に出て、
 リッチに楽しめるボトルでした。

 さて、明日も更新できるかな。
 では、ごきげんよう。

 

#Glenmorangie

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