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そこはトーモア Tormore 10yo 1970s

 台風が近づいて来ていますがさて、大阪近辺はどうでしょう?
 私のいるところでは、今はさほど雨風も強くなく、
 電車も平常運転をしてくれています。
 夜中の内に何事もなく過ぎてくれるかなぁ。

 明日は朝から台湾行きなのですが、
 無事にこちらを出ることが出来るのやら。

 さてそんな今日は、
 これも非常に美味しかったオールドの短熟を。
 Tormoreの10年、1970年代のボトリングです。
 イタリア周りのボトルを、
 二軒、別のお店でいただいたものです。
 では1本目から。

 Tormore 10yo 70s 43% 75cl OB Milano
  キャラメル、トフィー。
  押さずしっかりとしたな果実、麦。
  10年とは信じられない複雑さ。
  素晴らしい。
  クリーム感のある杏仁豆腐、
  或いはココナツミルク。
  少しネクター感。
  甘さに傾きすぎないピート。

 これは旨い。
 いわゆる瓶内変化がうまく遂げられたような、
 短熟ながら抜群のこなれを感じました。

 では2本目を。
 同じスペックです。

 Tormore 10yo 70s 43% 75cl OB Milano
  ジリジリ来る果実と木材の混じり合い。
  熱を通したリンゴ。
  10年と思えないこなれが素晴らしい。
  素晴らしく障り無く、
  ゴクゴク飲めてしまう怖さ。
  酸味無く心地良い乳製品。
  明るい麦感とやさしいバタークッキー。

 おぉ~。
 やはり長熟の枯れや樽木濃さとは距離を持ちながら、
 10年熟成とは思えないこなれのよさが、
 とても素晴らしいです。

 旨い、かつ柔らかく優しい味わいなので、
 気が付いたらゴクゴク行ってしまう怖さがありますが。
 でも、ぐいっとやっちゃっても、
 値段的にはボーモアではなく、そこはトーモア。
 味わいだけでなく、フトコロにも柔らかく優しい。

 さて、台湾からUsukebaはアクセスできるようになってるのかな?

 では、ごきげんよう。
 

#Tormore

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